アピオスの旬な時期、栄養、食べ方、保存方法。むかごとの違い
アピオスはマメ科のつる性植物になります。
北アメリカの北西部の原産と考えられています。
日本にアピオスが伝わったのは明治時代です。
明治時代にアメリカから輸入したリンゴの苗木の土に混じってはいってきたと考えられています。
アピオスは肥大した根茎です。
肥大した根茎はサツマイモと同じように翌年は種芋として発芽します。
根茎は数珠のように連なって出来きます。
明治時代にアメリカから伝わったアピオスは、青森県では帰化しているようです。
青森県では、アピオスのことを「ほどいも」と呼んでいます。
日本に古くから自生していた「ホドイモ」とは別種になります。
在来種の「ホドイモ」と区別するために、アピオスは「アメリカホドイモ」と呼ばれています。
アピオスと「むかご」を間違える人もいます。
「むかご」は、ヤマイモ科・ヤマイモ属の蔓になる肉芽です。
次に、アピオスの旬・アピオスの栄養・アピオスの食べ方・アピオスの選び方と保存方法・などを紹介します。
アピオスの旬
アピオスはインディアンのスタミナ源として古くから食べられていました。
アメリカでは栄養価が高い食材として知られています。
日本でのアピオスは青森県の特産品です。
最近は、日本各地で栽培されるようになりましたが、現在でもJAゆうき青森が「全国トップクラス」の生産量のようです。
アピオスの栽培が多いのは、千葉県・秋田県・長野県・高知県などです。
アピオスは6月~8月頃に花を咲かせます。
収穫は早いところで11月中旬辺りからになります。
アピオスは掘り起こさなければ越冬できることから、調整しながら3月頃まで収穫が行われています。
アピオスの旬は11月下旬~2月頃になります。
次に、アピオスの栄養・アピオスの食べ方・アピオスの選び方と保存方法・アピオスと「むかご」との違いなどを紹介します。
アピオスの栄養
アピオスの旬は11月下旬~2月頃になります。
アピオスに含まれている栄養成分は、ビタミン類・ミネラル類と食物繊維などです。
アピオスにはミネラル成分のタンパク質・カルシウム・鉄などが多いですね。
アピオスに含まれているミネラル類は、ジャガイモと比較するとカルシウムが30倍・鉄分が4倍・タンパク質が6倍です。
食物繊維も5倍程度含まれています。
生活習慣病・便秘・新陳代謝・アレルギー症状・肌荒れなどの改善が期待できそうです。
アピオスの食べ方は塩茹でや焼き物をおススメします。
ジャガイモと薩摩芋を中間的なイメージで食べられます。
基本的には皮付きのまま調理して食べます。
アピオスの選び方と保存方法
アピオスは旬が美味しいですよ。
アピオスにはミネラル類などの栄養成分が豊富に含まれています。
アピオスの食べ方は皮付きのまま塩茹でや焼いて食べます。
アピオスの選び方は、栄養分を蓄えて丸くふっくらしているものです。
調理を考えると大きさが揃っているものを選ぶと使いやすいですね。
アピオスの保存方法は乾燥対策がポイントになります。
新聞紙などに包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。
数日であれば、新聞紙で包んでから直射日光が当たらない風通しの良い冷暗所で常温保存できます。