ツワブキ(石蕗)の旬な時期、栄養、食べ方、保存方法、フキとの違い
ツワブキを食べたことがありますか?
ツワブキはフキとは食感も味も違います。
ツワブキの栄養成分は食物繊維・ビタミン類・ミネラル類です。
ツワブキとフキの違いを知っていれば、ツワブキやフキの旬を楽しめます。
ツワブキには美味しい食べ方があります。
ツワブキの漢字表記は、「石蕗」・「艶蕗」になります。
ツワブキの旬には葉柄を調理して美味しく食べられています。
本州の太平洋側では福島県から西の地域に、日本海側では石川県から西の地域に分布しています。
本州から四国・九州・南西諸島に分布しています。
海辺に多く自生しています。
表面のツヤが潮風から本体を守るようです。
低地から山地の日陰などにも多く分布しています。
ツワブキには、有毒なピロリジジンアルカロイドという物質が含まれているので下処理が必要です。
ツワブキの名前の由来は、艶葉蕗(つやはぶき)から来ている説が有力なようです。
艶のある葉を持ったフキである「艶葉蕗」が「ツワブキ」になったという説です。
厚い葉を持ったフキの意味の「厚葉蕗(あつはぶき)」が変わったとする説もあります。
ツワブキには、多くの別名もあります。
「ツワ」・「イシブキ」・「オカバス」・「オバコ」などです。
沖縄地方では「ちぃぱっぱ」・奄美地方では「つばしゃ」や「つば」・宮古地方では「つぱぱ」・八重山地方では「ちゅぶりんぐさ」などと呼ばれているようです。
次に、ツワブキの概要と栄養・ツワブキとフキの違い・ツワブキの旬と選び方・ツワブキの食べ方などの紹介をします。
ツワブキと栄養
ツワブキに含まれている栄養成分には、食物繊維・ビタミン類・ミネラル類があります。
食物繊維は腸内環境を改善して便秘の悩みを改善します。
ツワブキには、ピロリジジンアルカロイドと呼ばれる肝臓に対し有毒な物質が含まれているのでアク抜きが大切になります。
下茹ですればピロリジジンアルカロイドを除去できます。
ツワブキは、九州など一部地域では古くから食べれれていました。
ツワブキは九州が主な産地になっています。
山菜として出荷されている産地は、大分県佐伯市・鹿児島県・宮崎県などです。
次に、ツワブキとフキの違い・ツワブキの旬と選び方・ツワブキの食べ方などの紹介をします。
ツワブキとフキの違い
ツワブキに含まれている栄養成分は食物繊維・ビタミン類・ミネラル類です。
ツワブキとフキの違いを紹介します。
ツワブキの外観はフキと非常によく似ています。
ツワブキとフキの葉を比べると、ツワブキの葉が厚くて緑色が濃くなっています。
フキの葉にはツヤがありませんが、ツワブキの葉の表面にツヤがあります。
ツワブキの茎や葉には綿毛が沢山付いています。
フキの茎には縦に細かいスジが入っていますが、ツワブキの茎にはスジはありません。
また、フキのようにフキノトウは出来ません。
ツワブキは、秋から晩秋にかけて花茎を伸ばして黄色い花を咲かせます。
次に、ツワブキの旬と選び方・ツワブキの食べ方などの紹介をします。
ツワブキの旬と選び方
ツワブキの旬の時期に栄養タップリの美味しい料理を楽しんでください。
ツワブキとフキの違いは茎と葉でスグに見分けられます。
ツワブキの旬は3~4月になります。
春に九州のホテルや旅館に宿泊すると、美味しい春の食材を楽しめます。
ツワブキの選び方のポイントは茎や葉の綿毛です。
葉や茎の表面に綿毛が沢山ついていて、葉の緑が濃くシャキッとしているものを選んでください。
購入したらスグにアク抜きをして、水に浸して上手に保存すれば数日間は美味しく食べられます。
ツワブキは佃煮・炒め物・汁物・煮物で食べられます。
ツワブキを最も美味しく味わえる料理は佃煮ではないでしょうか。