餅は何日でカビが生える?カビをとって、熱を通せば食べても大丈夫?
餅にカビが生えるとガッカリしますね。
餅のカビはどれくらいで生えるのでしょうか?
餅はカビを取って加熱すれば食べることが出来ると言われますが、本当でしょうか?
餅のカビを防止する方法を知っていれば役立ちますね。
餅は「もち米」を加工して作る正月飾りには欠かせない食品です。
餅には二種類の餅があります。
搗き餅(つきもち)と練り餅(ねりもち)です。
撞き餅は、粒状の米を蒸して杵で搗いた餅になります。
練り餅は、穀物の粉に湯を加えて練ってから蒸しあげた餅になります。
日本での餅は、一般的には「搗き餅」を指します。
日本では、「練り餅」は「団子」という別の食品区分とされていることが多いようです。
撞き餅をつくることを「餅つき」と言います。
「餅つき」は、正月や節句などの祝い事・祭・神事などで行われます。
「撞き餅」には、「のし餅」・「角餅」・「なまこ餅」・「丸餅」・「あぶり餅」・「鳥の子餅」などがあります。
撞き餅はついたスグは美味しいですが、丸めて正月飾りなどにしているとカビが生えて困ることがあります。
次に、餅のカビ・餅のカビはどれくらいで生える?・餅のカビを取って加熱して食べることができる?・餅のカビを防止する方法などの紹介をします。
餅とカビ
餅にはカビが生えます。
餅のカビはどれくらいで生えるのか気になりますね。
室内の床や壁には目には見えないカビの胞子が付着しています。
空気中にも無数のカビの胞子が浮遊しています。
カビの胞子は繁殖しやすい環境を見つけて菌を増やします。
カビが繁殖しやすい条件は、温度・湿度・酸素・栄養分です。
カビが生えやすい温度は20~30℃で、一番カビが繁殖する温度は25℃だとされています。
カビが繁殖しやすい湿度は80%以上です。
室内の湿度が80%を超えるとカビが繁殖しやすくなるので注意が必要です。
カビの胞子が成長するには酸素が必要です。
カビは外部から栄養成分を摂取しながら繁殖します。
カビの好物の栄養成分はタンパク質やデンプンです。
もち米でつくられている餅はカビの繁殖には適しています。
餅のカビはどれくらいで生えるかは、カビにとって好ましい環境か否かで違います。
カビが好む環境が揃っていればスグに繁殖します。
餅にカビが生えてないように見えても、見えていないだけなので注意が必要です。
次に、餅のカビを取って加熱して食べることができる?・餅のカビを防止する方法などの紹介をします。
餅のカビは加熱すれば食べられる?
餅のカビは温度・湿度・酸素・栄養分が揃えば繁殖します。
餅のカビがどれくらいの時間で生えるかは、カビが好む環境か否かで変わります。
餅にカビが生えても食べることができるのでしょうか。
カビには、緑のカビ・白いカビ・赤いカビ・黒いカビなどがあります。
緑色のカビはアオカビと呼ばれています。
耐寒性や乾燥に強いので冷蔵庫の中でも繁殖します。
アオカビや白カビや黒カビには安全なものと危険なものがあります。
赤カビは食中毒を引き起こす危険があります。
カビは目に見えなくても餅の内部まで広がっている可能性があります。
カビを取る場合は、餅の表面だけでなく厚さ3cm以上は削り落とす必要があります。
60℃の熱で10分程度以上加熱処理すれば、多くのカビ菌は死滅するとされています。
只、耐熱性の強いカビ菌もいるので、カビが生えた餅は食べない方がよさそうです。
次に、餅のカビ防止について紹介します。
餅カビを防止する方法
餅に生えたカビ菌には危険なものもいます。
餅に生えたカビをどれくらい加熱すれば、食べられるのか気にしている人も多いですね。
餅にカビが生えたら食べない方が無難です。
餅にカビが生えないように防止する方法は、
・冷凍する
・水につける
・乾燥するなどがあります。
カビ菌は0℃以下の環境では繁殖できません。
カビ菌は酸素が少ない水の中では繁殖できません。
餅を乾燥する方法は、餅を小さく切って風通しの良い場所で天日干しします。
数日間天日干して乾燥させた餅は、湿気が少ない場所であれば常温保存ができます。