柑橘類じゃばらの効果、成分、花粉症に良い理由

花粉症に効果がある柑橘類があると注目されています。

季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれる花粉症は、日本人の約25%が発症しているといわれています。

じゃばら花粉症として注目されている柑橘類のじゃばら成分が気になりますね。

柑橘類(かんきつるい)は、ミカン科ミカン亜科ミカン連(カンキツ連)の数属の総称になります。

狭義の柑橘類は、ミカン属・キンカン属・カラタチ属の3属とされています。

近縁な中で農業的に栽培されるのは、ミカン属・キンカン属・カラタチ属の3属になります。

広義の柑橘類は、ミカン属・キンカン属・カラタチ属にクリメニア属を加えた4属になります。

柑橘類の果実の特徴は“爽やかな香り”と“甘酸っぱい味”です。

甘い種類は生食・ジュースや製菓材料として利用されています。

酸味が強い種類は菓子のほか料理の酸味づけとして利用されています。

柑橘類の果実は10個前後の小袋が放射状に並んだ形状をしています。

果実の小袋を「じょうのう」・小袋の薄皮を「じょうのう膜」・小袋の中身を「砂じょう」と呼びます。

「砂じょう」は涙形の長さ数ミリメートル程度の粒で、「じょうのう膜」の中に無数に詰まっています。

「砂じょう」の薄い膜の中は果汁で満たされています。

柑橘類の「じゃばら」は、レモン・ライム・かぼす・すだちなどと同じ香酸かんきつ類です。

「じゃばら」は和歌山県北山村に自生していた香酸かんきつ類で、かつては外にその存在は認知されていませんでした。

「じゃばら」には、ビタミンCやクエン酸が豊富に含まれているだけでなく、花粉症に効果のある成分も含まれているとされています。

 

次に、花粉症のこと・柑橘類じゃばらと花粉症・じゃばらの効果・じゃばらの成分・花粉症に良い理由を紹介します。

 

花粉症

 

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柑橘類のじゃばら花粉症を紹介する前に花粉症の概要を紹介します。

スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となってアレルギー症状を起こす病気を花粉症と呼びます。

アレルギー症状を起こす病気の花粉症は季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。

季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)は、花粉が飛ぶ季節にだけ症状があるのが特徴です。

日本で花粉症に関係する植物は約60種類あるとされています。

花粉症の主なアレルゲンの植物には、スギ・ヒノキ・カモガヤ・オオアワガエリ・ブタクサ・シラカンバなどがあります。

花粉症の症状には鼻の症状・目の症状があります。

鼻の花粉症の症状には、くしゃみ・鼻水・鼻づまりがあります。

目の花粉症の症状には、かゆみ・涙・充血などがあります。

花粉症の症状には、のどのかゆみ・皮膚のかゆみ・下痢・熱っぽい感じなどの症状もあります。

柑橘類の「じゃばら」が花粉症の症状改善に効果があると注目されています。

2001年~2004年にかけて、花粉症の症状がある人を対象にして「じゃばら」と花粉症についての調査があります。

「じゃばら果汁、果実及び商品の消費者モニター調査」です。

消費者モニター調査によれば、「じゃばら果実は花粉症に効果がありましたか?」との質問に対し「大変あった」または「少しあった」と回答した人が61%だったようです。

次に、じゃばらの効果・じゃばらの成分・花粉症に良い理由などの紹介をします。

 

じゃばらの効果・成分

 

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じゃばら果実が花粉症に効果があると考えている人はたくさんいるようです。

柑橘類のじゃばらに含まれている成分と効果については、和歌山県工業技術センターの調査結果があります。

和歌山県工業技術センターの調査によると、じゃばらには花粉症(アレルギー)の原因となる脱顆粒現象を抑制する機能があるようです。

香酸カンキツ果実の中で特異的に「じゃばら」に多く含まれるフラボノイドのナリルチンというじゃばら成分に可能性があると考えられています。

香酸カンキツに含まれているナリルチン含有を比較したグラフには、「じゃばら」の含有量は格段に多いことが表示されています。

 

じゃばらを美味しく

 

 じゃばらには花粉症(アレルギー)に効果があると考えられる、フラボノイドのナリルチンというじゃばら成分が多く含まれています。

じゃばらの果汁や果皮はレモンと同様に様々な料理で利用できます。

美味しく食べて花粉症予防をしませんか。

鍋物にポン酢にじゃばら果汁を絞ると美味しくなります。

熱燗にじゃばらの果皮を削り入れても美味しいですね。

酎ハイに輪切りにしたじゃばらを入れた「じゃばらハイ」も人気があります。

和風サラダのドレッシングにもおススメです。

ハチミツと混ぜて水で割ればスタミナドリンクになります。