岩塩の色と味の違い。なぜ様々な色がある?成分、栄養が違う?

岩塩(がんえん)は、色の違いで栄養成分も違うと言われています。

岩塩の色と味の違いなどを知っていれば役立ちそうです。

岩塩の栄養成分には、どのようなものがあるのでしょうか。

岩塩の英語表記は「rock salt」です。

ロックソルトとも呼ばれる岩塩は、鉱物として産する塩化ナトリウム(NaCl)になります。

岩塩は、地殻変動で海底が隆起して海水が陸上に閉じ込められて出来る場合や、水分蒸発により塩分が濃縮し、結晶化した砂漠の塩湖などがあります。

塩湖の現象は、米国のデスヴァレーやボリビアのウユニ塩湖などのように現在でも見られます。

地質時代の厚い「岩塩」は米国・欧州各国・中東・アフリカなどにあります。

西アフリカのサハラ砂漠中の塩鉱が知られています。

 

次に、岩塩の色の違い・岩塩の色と味の違い・岩塩の成分・岩塩の用途、などの紹介をします。

 

岩塩の色の違い

 

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岩塩の多くは無色または白色に近い淡い色をしていますが、産地の地層によって青色・桃白色・鮮紅色・紫色・黄色などの色があります。

見惚れてしまうような彩りと美しさのある岩塩なので、1つ程度は持っている人も多いようです。

残念ながら日本では産出されません。

日本で塩といえば海水塩になりますが、岩塩は主に大陸の地下に大量に埋蔵されています。

岩塩の生産量は、全世界で生産されている塩の約6割を占めているとされています。

塩と言えば「岩塩」という地域も世界には数多くあります。

岩塩の色の違いは、ミネラル類・イオウ・有機物の混入や、地層中で長期間にわたって放射線を浴びることによって生じたことによると考えられています。

 

岩塩の栄養成分

 

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岩塩の色の違いは、岩塩に含まれている成分に影響されています。

岩塩は色だけでなく味にも違いがあります。

岩塩の色の違いは栄養成分の違いにもなります。

岩塩が産出される地域によって含まれている成分もことなりますが、参考的に紹介します。

クリスタル岩塩には、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムが含まれています。

ホワイト岩塩には、ナトリウム・カリウム・カルシウム・鉄・マグネシウム・マンガンが含まれています。

ピンク岩塩には、ナトリウム・カルシウム・カルシウム・鉄・マグネシウム・マンガンが含まれています。

レッド岩塩には、ナトリウム・カリウム・カルシウム・鉄・マグネシウム・マンガンが含まれています。

ブラック岩塩には、ナトリウム・カルシウム・カルシウム・鉄・マグネシウム・マンガン・亜鉛・硫黄が含まれています。

 

岩塩の用途

 

岩塩の色の違いは含まれているミネラル類が影響しています。

岩塩の色の違いは味の違いでもあります。

岩塩に含まれている栄養成分によって色も違ってきます。

岩塩の結晶は等軸晶系です。

結晶は、立方体のものが一般的です。

岩塩の鉱床からは層をなして産出されます。

岩塩は、食品に使われるだけでなく工業原料や美術品としても使われています。

美術品では、彫刻素材やシャンデリア材料として用いられています。

世界中で産出される岩塩の約半分はヨーロッパや北米を中心に、冬季間の融雪剤として使用されています。

他には、赤外線を扱うレンズやプリズムなどに利用されています。