ゆべしの材料、作り方、栄養価、カロリー、賞味期限

「ゆべし」を漢字表記すると「柚餅子」になります。

ゆべし(柚餅子)は、柚子や胡桃(くるみ)使った和菓子の一種になります。

ゆべし(柚餅子)は、源平の時代に生まれたとも伝えられる菓子です。

昔は、菓子というよりも保存食や携帯食に近いものだったと考えられています。

時代の経過とともに、現在のような菓子に変化したといわれています。

現在では珍味に分類される「珍味のゆべし」と、蒸し菓子や餅菓子などの「和菓子のゆべし」と、その他のものに分けられています。

全国各地には、様々な形状・味のゆべし(柚餅子)があります。

各地によってゆべし(柚餅子)の製造法も異なっています。

ゆべし(柚餅子)の材料にはどのようなものが使われているのか、ゆべし(柚餅子)のカロリーはどの程度なのか気になる人もいるようです。

保存食や携帯食でもあったゆべし(柚餅子)の賞味期限はどの程度あるのでしょうか。

 

次に、珍味のゆべし・和菓子のゆべし・ゆべし(柚餅子)の材料・ゆべし(柚餅子)のカロリー・ゆべし(柚餅子)の賞味期限などを紹介します。

 

珍味のゆべし

 

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ゆべし(柚餅子)は大きく分けて、「珍味のゆべし」と「和菓子のゆべし」があります。

「珍味のゆべし」の材料は、柚子の実・味噌・山椒・胡麻などになります。

「珍味のゆべし」は、柚子の実の上部を切り取った後で中身をくり抜き、中に味噌・山椒・胡桃などを詰めて、切り取った上部で蓋をします。

これに藁等を巻いて日陰で1ヶ月~半年ほど乾燥させます。

ゆべし(柚餅子)の食べ方は、藁を外して適宜に切り分けて酒の肴やご飯の副食として食べます。

「珍味のゆべし」は、古来からある料理になります。

江戸時代の料理書「料理物語」に酒肴として製法が記されています。

現在でも、・静岡県浜松市等の山間部・和歌山県田辺市龍神村・愛媛県松山市

・奈良県十津川村・長野県天龍村・岐阜県恵那市・島根県益田市などで「珍味のゆべし」が製造されています。

 

和菓子のゆべし

 

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「和菓子のゆべし」には、くるみゆべし・丸柚餅子・備中のゆべし・高梁のゆべし・矢掛のゆべし・棒ゆべしなどがあります。

「くるみゆべし」は、主に3種類に分類されます。

「くるみゆべし」には「棒型・四角型」・「三角型」・「小判型」があります。

「棒型・四角型」の「くるみゆべし」は、東北から北関東にかけて食べられています。

「三角型」の「くるみゆべし」は福島県で食べられています。

餡をゆべし生地で包んだ三角の饅頭型ものです。

「小判型」のゆべしは、三角型同様に福島県内で見られる形状で波打った円形状のゆべしにクルミなどが乗せてある柚餅子です。

次に、ゆべし(柚餅子)の材料・ゆべし(柚餅子)のカロリー・ゆべし(柚餅子)の賞味期限などを紹介します。

 

ゆべしの賞味期限

 

「和菓子のゆべし」の材料には、柚子・くるみ・もち米粉・水飴・砂糖・山椒の皮・羊羹・白味噌などがあります。

胡桃柚餅子(くるみゆべし)のカロリーは、100gで336Kcalになります。

胡桃柚餅子(くるみゆべし)の賞味期限は、7~10日程度のようです。