ナツメグの効能、ホールでの料理の使い方
ナツメグには、いろいろな健康効果があるとされています。
ナツメグの上手な使い方を知っていると役立ちそうです。
ナツメグには健康効果もありますが、過剰摂取によってさまざまな症状を引き起こすこともあるようです。
ナツメグアレルギーなども気になります。
ナツメグの過剰摂取などに気を付けて健康効果を上手く利用しましょう。
ナツメグの別名には、「ナッツメッグ」・「ナットメグ」などがあります。
次に、ナツメグのこと・ナツメグの効果・ナツメグの使い方・ホールナツメグのナツメグアレルギーなどの紹介をします。
ナツメグ
ナツメグはニクズク科で、和名は「ニクズク」です。
ナツメグの種子の仁から香辛料もナツメグと呼びます。
ナツメグの仮種皮を乾燥させたものは「メース・メイス」と呼ばれます。
ナツメグの原産地はインドネシアのバンダ諸島だとされています。
樹高約20mにもなる常緑樹です。
スモモやアンズに似た長さ約5cmの卵形の黄色い果実をつけます。
果実は成熟すると果皮が割れて、網目状の赤い仮種皮につつまれた暗褐色の種子が現れます。
この仮種皮を乾燥させたものが香辛料の「メース・メイス」になります。
「メース・メイス」を除いた種子を2~3ヶ月間天日で乾燥させてから種を割って「仁」を取り出します。
「仁」は、灰褐色ですべすべしていて縦に溝がある卵型です。
「仁」を石灰&石灰液に3ヶ月浸してから乾燥させて香辛料の「ナツメグ」にします。
石灰に浸す工程は科学的には意味のない慣習のようです。
現在では輸入側の国がこの工程を省略させる場合もあるようです。
ナツメグの香りの主成分は、ピネン・カンフェン・オイゲノール・ミリスチシンになります。
次に、ナツメグの効果・ナツメグの使い方・ホールナツメグのナツメグアレルギーなどの紹介をします。
ナツメグの効果
ナツメグの健康効果にはいろいろあると言われています。
ナツメグの健康効果には、口臭予防・胃腸系を整える・食欲増進・リラックスなどです。
口臭予防の効果は、ナツメグに含まれるオイゲノールという香り成分の働きによるものです。
オイゲノールの殺菌作用で口臭予防ができるようです。
ナツメグには胃腸系を正常に保つ効果もあります。
ナツメグに含まれるピネンという成分が消化をサポートします。
食べ過ぎ・胃もたれ・便秘改善・胃腸の症状緩和が期待できます。
ナツメグに含まれているミスチリンには食欲を増進させる働きがあります。
夏場に食欲が減退したときにはナツメグが有効ですね。
リラックスや疲労回復などの効果もナツメグにありそうです。
身体を温める作用もあるので快眠効果も期待できます。
ナツメグには痛み緩和の効果も期待できます。
アルツハイマー病にはナツメグに含まれているミリスチシンが、白血病にはメタノール性化合物に効果がありそうだと言われています。
次に、ナツメグの使い方・ホールのナツメグアレルギーなどの紹介をします。
ナツメグの使い方
ナツメグの健康効果は、主成分のピネン・カンフェン・オイゲノール・ミリスチシンなどの働きになります。
ナツメグの料理での基本的な使い方の代表は肉料理での匂い消しです。
ナツメグはひき肉料理のハンバーグなどで重宝されているようです。
ナツメグはお菓子つくりでも利用されています。
ナツメグを仕上げに加えることで美味しく仕上がります。
ナツメグを料理に使う理由は香りづけと臭み消しです。
ナツメグを味付けに使うことはありません。
ホールで購入したナツメグは、湿気・高温・直射日光を避ければかなり保存できます。
ホールナツメグの賞味期限は1年程度です。
パウダー状にしたナツメグは香りも風味もスグに落ちてしまいます。
ナツメグの過剰摂取では、幻覚作用・トリップ・肝機能障害の可能性があります。
ナツメグアレルギーが起きるのは極まれなので心配はありません。
ナッツアレルギーの人がナツメグを食べてアレルギーを発症するようなことはありません。