おかひじきの栄養価、カロリー、糖質、離乳食での使い方
「おかひじき」は、日当たりの良い海岸の砂浜や砂礫地、塩生地等に自生しているのを見ることができます。
「おかひじき」は、アカザ科オカヒジキ属の一年草です。
「おかひじき」と呼ばれるのは、葉の様子が海藻の「ヒジキ」に似ている事からです。
海藻のヒジキに似ていて陸に生育するので、陸に生える「ヒジキ」と言う意味で「おかひじき」と名付けられたようです。
「おかひじき」の別名には、「ミルナ(水松菜)」もあります。
「おかひじき」は栽培されているものが多く、現在流通している「おかひじき」は栽培物のようです。
「おかひじき」は山形県の伝統野菜でもあります。
「おかひじき」は、東北地方などでは古くから食用として自然に浜などに生えているものを採っていたようです。
「おかひじき」の栽培の始まりは江戸時代初期だとされています。
現在も山形市と米沢市では栽培が行われています。
「おかひじき」は、山形県置賜(おきたま)地方の伝統野菜になっています。
現在では、「おかひじき」を栽培している地域は山形県だけではありません。
日本各地で「おかひじき」が栽培されるようになっています。
九州の福岡県古賀市では、秋から翌春まで「おかひじき」が出荷されているようです。
次に、離乳食としての「おかひじき」・「おかひじき」の栄養価・「おかひじき」のカロリー・「おかひじき」の選び方と保存方法などの紹介をします。
離乳食としての「おかひじき」
「おかひじき」の栽培は、春から晩秋にかけて数回に及び収穫されています。
「おかひじき」には虫が付かないので、通常栽培では農薬を使わないようです。
スーパーや八百屋さんに並んでいる「おかひじき」は、無農薬栽培と考えてもよさそうです。
赤ちゃんにも安心して食べさせられますね。
天然物や露地栽培の「おかひじき」の旬は春季です。
4月中旬~5月が「おかひじき」の旬になります。
伝統野菜として栽培されている山形県では4月~10月頃にかけて数回収穫されています。
福岡県の古賀市での収穫は、9月頃~翌年3月頃までのようです。
美味しくてビタミン類やミネラル類が多い「おかひじき」を、赤ちゃんの離乳食の食材に加えたいママも多いと思います。
シャキシャキとした食感が人気の「おかひじき」は食物繊維が多い野菜です。
離乳食の初期~中期は避けてください。
「おかひじき」を赤ちゃんの離乳食の食材として使うのは、離乳食後期以降~完了期にしてください。
「おかひじき」の栄養
「おかひじき」を赤ちゃんの離乳食の材料にするのは、離乳食後期以降~完了期にすることをおススメします。
シャキシャキ食感が人気の「おかひじき」は、ビタミン類・ミネラル類・などの栄養価が高いですね。
「おかひじき」に含まれているビタミン類は、
・β―カロテン・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2
・ナイアシン・ビタミンB6・葉酸・パントテン酸・ビタミンCなどです。
β―カロテンには、抗発ガン作用・動脈硬化予防の働きがあります。
体内でビタミンAに変換されて、髪の健康維持・視力維持・粘膜や皮膚の健康維持にも役立ちます。
ミネラル類は、カリウム:カルシウム・マグネシウム・リン・鉄分などです。
カリウムには、ナトリウム(塩分)を排泄する役割があります。高血圧への効果・長時間の運動による筋肉痙攣を予防します。
「おかひじき」には骨を丈夫にする成分も豊富ですね。
「おかひじき」の生100g当たりのカロリーは17Kcalです。
「おかひじき」の選び方・保存方法
「おかひじき」は繊維質が多いので離乳食の食材にするのは離乳食後期以降にします。
「おかひじき」のビタミン類・ミネラル類の栄養価は高いですね。
「おかひじき」の生100gのカロリーは17Kcalです。
「おかひじき」を選ぶポイントは、鮮やかな緑色が濃くて葉にツヤがあるものです。
若い芽の部分が美味しく、育ちすぎると固くなるので成長しすぎたものは避けます。
茎の切り口が茶色く変色していたり、全体が黄色味を帯びているのも避けます。
保存方法は、乾燥しないようにビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
傷みやすい野菜なので、購入したら早めに食べることをおススメします。