ドリアンが果物の王様と呼ばれるのはなぜ?くさいニオイの原因と成分
ドリアンが大好きという人も多いですね。
ドリアンは果物の王様だといわれます。
なぜドリアンは果物の王様と言われるのか気になりませんか。
ドリアンは臭いですが、臭いニオイ成分はどのようなものなのでしょうか。
ドリアンは、アオイ科の果実です。
ラテン語のもとになった「durian」という言葉は、マレー語で「刺・ドゥリ」を持つものという意味のようです。
ドリアンの種名には「麝香の香りを持つ」という意味の形容詞が使われています。
ドリアンは、麝香の香りと針を持つものという意味になります。
日本では「ドリアン」と呼ばれていますが、マレー語では「ドゥリアン」・タイ語では「トゥリアン」と呼ばれています。
ドリアンの原産地は、東南アジアのマレー半島になります。
代表的なドリアンの栽培種には30種類があります。
ドリアンの木の高さは20~30mです。
常緑樹でピラミッド状の樹冠を作ります。
花は、黄白色で、果実は受粉後3カ月ほどで成熟します。
果実の大きさは、20~30cmで、重さは1~5kgです。
ドリアンは、植樹後5年程で収穫でき、1本の木から1年で100~200個が収穫されるようです。
果実は、灰緑色をしており、外皮は革質で全体が硬い棘に覆われています。
可食部は甘い香りとともに、玉ねぎの腐敗臭&都市ガスのような強烈なニオイを放ちます。
果実で食べられるのは、種子の周りのクリーム状の部分になります。
果実全体に占める可食部分の割合は少ないですね。
ドリアンの種子は焼くか茹でることで食べることができますが、ドリアンの産地でも種を食べるのは稀です。
次に、ドリアンは果物の王様と呼ばれるのはなぜ?・ドリアンの臭いニオイ成分・ドリアンの栄養とカロリー、などの紹介をします。
ドリアンは果物の王様
ドリアンの果実が王様と言われるのはなぜでしょうか。
ドリアンの果実には強い甘味と栄養成分が豊富です。
ドリアンに含まれている栄養成分では、特にビタミンB1が多く含まれています。
栄養豊富で甘い果実なので、国王が精力増強に食していたといわれています。
国王が食べていた果実なので、「王様の果実」と呼ばれていたようです。
国王が食べていたことから、今日でもドリアンは「果物の王様」と呼ばれていなす。
次に、ドリアンの臭いニオイ成分について紹介します。
ドリアンの臭いニオイ成分
国王が食べていたことで、ドリアンは「果物の王様」と呼ばれています。
なぜ、ドリアンは臭いのでしょうか、臭いニオイの原因と成分を紹介します。
ドリアンの香り成分として分かっているのは、エステル・アルコール・アルデヒドに属する26種類の揮発成分と8種類の硫黄化合物です。
強烈な臭いの元は臭い成分の一つ硫黄化合物1-プロパンチオールが核になって、その他の複数の臭い成分が複雑に絡み合って作り出されているようです。
ドイツの研究者らは、ドリアンの特徴的な芳香を「フルーティーな匂い」と「炒めた玉ねぎのような匂い」を混ぜ合わせることで再現しています。
2つの成分をドリアン中に存在する比率で混ぜ合わせることで、ドリアンの臭いニオイを再現できることを明らかにしています。
ドリアンの栄養・カロリー
ドリアンは果物の王様です。
なぜドリアンは臭いのか?は、研究で分かっています。
ドリアンに含まれている硫黄化合物と、他の複数のニオイ成分が絡み合って作られているようです。
ドリアンが果物の王様と言われるのは、国王が食べていた果物だからです。
ドリアンの栄養成分は、タンパク質・ビタミン類・ミネラル類・食物繊維などです。
ビタミン類は、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB5・ビタミンB6・葉酸
・ビタミンC・ビタミンEなどです。
ミネラル類は、カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄分・亜鉛・銅・セレンなどです。