ピザとピッツァの違い

ピザとピッツァは、発音が違うだけで同じ食べ物だと思っていました。

ピザとピッツァには違いがあるようです。

ピザはイタリア語表記で「pizza」です。

ピザの材料は、小麦粉・水・塩・イースト・砂糖・少量のオリーブ油になります。

材料を合わせてこねてから発酵させて生地をつくります。

生地を丸く薄くのばして上に具を乗せてオーブンや専用の竃などで焼きます。

厳密にはピザとピッツァは違う料理ですが、ピザのことをピッツァとも言う場合もあります。

ピザでも小サイズのものをピッツェッタと呼ぶこともあります。

日本人には馴染み深いピザは、いろんな具材をのせて焼いた美味しい料理です。

日本ではピザとピッツァを同じ料理だと思っている人も多いですが、本場ナポリで親しまれている“ピッツァ”とピザとは、作り方も味わいも大きく異なるようです。

最近では日本でも本格的なナポリピッツァを提供する、ピッツェリアが増えてきているようです。

 

次に、ピザとピッツァの違い・ピッツァの食べ方、などの紹介をします。

 

ピザ

 

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ピザとピッツァの違いを分かるために「ピザ」の概要を紹介します。

ピザはイタリア生まれの料理です。

ピザは、世界的に広く食べられている美味しい人気料理です。

ピザはイタリア生まれの料理として有名ですが、ピザの発祥はリトアニアという説もあるようです。

日本にピザが伝わっても、なかなか一般家庭には普及しませんでした。

ピザが一般家庭に普及したのは、1980年代後半より始まったバブル景気の中でのイタリア料理ブームです。

ピザは、日本を含む先進各国では人気の料理・食品になっています。

家庭向けの冷凍食品から、レストランや専門店などの飲食店で提供される人気料理になっています。

近年では、宅配サービスを利用する家庭も増えて、一般になじみのある料理になっています。

ピザには、数多くのレシピが存在していて地域特産品を使った当地グルメ的な食品もあります。

ピザは、好みによって様々な食材が選択可能なことから、幅広い層に人気があります。

次に、ピザとピッツァの違いを分かるために「ピッツァ」の概要を紹介します。

 

ピッツァ

 

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ピザとピッツァの違いを分かるために「ピッツァ」の概要を紹介します。

ピザとは異なる、ナポリの「ピッツァ」を紹介します。

生地だけを平たくのばして焼いた「フォカッチャ」がピッツァの先祖といわれています。

ナポリにピッツァらしきものが誕生したのは1660年頃だとされています。

元祖のピッツァは、ラード・バジリコ・チーズのみで作られていて、バジリコを意味する「マストゥニコーラ」の名で呼ばれていました。

1750年頃に、生地にトマトソースをのせてオイルをふった「マリナーラ」と呼ばれるピッツァが誕生します。

現在イタリアでピッツァの代名詞的存在とされる「マルゲリータ」は1889年に誕生しています。

ピッツァが知名度を確立したのは、本場ナポリ以外では本国イタリアにおいても比較的最近です。

ピッツァがイタリアでも広く知られるようになったのは、1960年代のピッツァブームからだとされています。

ナポリのピッツァは、もともとは、生地にラードを塗って焼きながら店先や屋台で売られていたシンプルタイプでした。

ピッツァ・マルゲリータは、生地の上にトマト・モッツァレラチーズ・オイル・バジリコの葉をのせて焼いただけのシンプルなピッツァです。

ナポリの人々にとっては、ピッツァは庶民的な料理です。

ピッツァの特徴は、シンプル・美味・安い・消化が良い・ボリュームがある・栄養価が高い・立ったままでも食べられる、などです。

ピッツァは、ナポリだけでなくイタリア全土・世界中で親しまれています。

 

ピッツァの食べ方

 

ピッツァには正しい食べ方があるようです。

本場ナポリ流の食べ方は、

・基本的に1人1枚食べきり

・小皿に取り分けない

・店の中ではナイフとフォークを使って食べるのがスタンダード

・ピッツァを立ち食いする時には4つ折りにして持つ

・額縁(コルニチョーネ)は残さない

・熱いうちに食べきる、などです。