麦ご飯の材料に小麦を使用しない理由。小麦と大麦の違い

麦ご飯に小麦を使うことはありません。

大麦と小麦は同じ麦ですが、見分け方はどのようにすればよいのでしょうか。

大麦と小麦の違いが分かれば、料理つくりに役立てられますね。

大麦の「オオムギ」は、漢名の「大麦(だいばく)」を訓読みしたものになります。

大麦(オオムギ)ははイネ科の穀物になります。

中央アジアが原産と考えられている大麦は、世界で最も古くから栽培されていた作物の一つだとされています。

大麦は、小麦よりも低温や乾燥に強いので、ライ麦と共に小麦の生産が困難な地方で多く栽培されています。

小麦(コムギ)はイネ科コムギ属に属する穀物になります。

一般的に小麦という場合は、パンコムギ指すことが多くなります。

広義の小麦には、クラブコムギ・デュラムコムギなどのコムギ属の植物全般を指します。

小麦は、世界三大穀物の一つで、パン・麺類・菓子など様々に調理されています。

古くから栽培されている小麦は、世界で最も生産量の多い穀物の一つとされています。

 

次に、麦ご飯・麦ご飯に小麦を使わないのは・大麦と小麦の見分け方・大麦と小麦の違いは粒の大きさ?、などの紹介をします。

 

麦ご飯

 

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麦ご飯は、麦飯(むぎめし・むぎいい・ばくめし・ばくはん)やバクシャリなどとも呼ばれています。

麦ご飯(麦飯)は、大麦や裸麦などの麦だけで炊いた飯になります。

麦飯は夏の季語になっています。

麦ご飯(麦飯)の歴史は古く、日本の古来の日常食は「麦飯」や「かて飯」でした。

「かて飯」とは、米に他の穀物・野菜・海草などを加えて炊飯したものや、粟や稗などの米以外の穀物のみを炊飯したものになります。

昔は、稗などの穀物を栽培していて、日常食は稗と麦が多く米は少し入れるだけだったと考えられています。

明治・大正時代までは、米と麦を混合したものだけでなく麦のみ炊飯した「バクメシ」もありました。

生活が豊かになるに従って、徐々に米と麦の混合率が変わり、戦後には米7麦3へとその比率が逆転したようです。

今日では、貧困を理由にして麦を食べることはなくなりました。

現在では、健康食品・麦とろ・牛タン定食・水軍鍋などで、特に麦飯と相性のよい食味を持つ献立に添えて食べられているようです。

次に、麦ご飯に小麦を使わない・大麦と小麦の見分け方・大麦と小麦の違いは粒の大きさ?、などの紹介をします。

 

麦ご飯は小麦を使わない

 

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麦ご飯(麦飯)が小麦ではないのは、昔は大麦の方がその存在価値が大きかったこと、小麦より大麦の方が加工が簡単であったことが理由のようです。

大麦は昔から、皮を削ってご飯に混ぜたり、麦茶・味噌・醤油などの原料に利用したりしていました。

大麦は、昔の日本の食生活にとって不可欠だったようです。

大麦の方が小麦より加工が簡単なので麦ご飯にするのが楽でした。

小麦は、中の胚乳を取り出して粉にしてこそ利用価値がある穀物です。

小麦を加工するには、「石臼」や「ふるい技術」などの高度な加工技術が必要です。

石臼が普及したのは江戸時代頃だと言われているので、加工が簡単な大麦が先にメジャーになっていたことが理由ではないかと考えられます。

大麦と小麦の見分け方は、グルテンというタンパク質が含まれているか否かになります。

大麦にはグルテンはほとんど含まれていませんが、小麦にはグルテンが豊富に含まれています。

次に、大麦の小麦の違いは粒の大きさ?の紹介をします。

 

大麦と小麦の違いは粒?

 

麦ご飯に小麦を使わないのは大麦の加工が簡単なことです。 

大麦と小麦の見分け方には単位当たりのグルテンの量があります。 

大麦と小麦の名称違いは粒の大きさの違いではありません。

大麦と小麦の名称の違いは、粒の大小といった物理的な理由によるものではありません。

大麦と小麦の違いは、用途や価値になります。

大麦の「大」の文字は、小麦(コムギ)に対する穀粒や草姿の大小ではありません。

大麦の「大」は、大豆(ダイズ)・大麻(タイマ)の「大」と同じ意味です。

比較的容易に、殻・種皮・胚芽などを除去して粒のまま飯や粥として食べることができた大麦(オオムギ)を上質と考えたことによると考えられています。

「大」は、本物・品質の良いもの・用途の範囲の広いものの意味になります。

大麦の「大」はメジャー(主要なもの、重要なもの)であるのに対して、「小」はマイナーなものという基準によって命名されたようです。

小麦の「小」は、代用品・品格の劣るものという意味だとされています。

大豆(だいず)に対する小豆(あずき)も同じ意味だとされています。