こんにゃくの黒いつぶつぶは何?白と黒のこんにゃくの違い
こんにゃくの漢字表記は「蒟蒻」です。
蒟蒻(こんにゃく)には黒いものと白いものがあります。
黒い蒟蒻(こんにゃく)が黒い理由や、黒いつぶつぶが何か気になりませんか。
蒟蒻(こんにゃく)に、白と黒がありますが違いを知っていると役立ちそうです。
次に、蒟蒻(こんにゃく)のこと・蒟蒻(こんにゃく)が黒い理由・蒟蒻(こんにゃく)の白と黒の違い・「しらたき」と「糸こんにゃく」、などの紹介をします。
蒟蒻(こんにゃく)
蒟蒻(こんにゃく)の漢字表記には「菎蒻」もあります。
蒟蒻(こんにゃく)は、サトイモ科のコンニャクイモや、その球茎からつくられる食品になります。
蒟蒻(こんにゃく)の原料となるコンニャクイモの主産地は群馬県で、第2位は栃木県・第3位は茨城県です。
日本のコンニャクイモの約95%は北関東で生産されています。
蒟蒻(こんにゃく)と呼ばれる食品は、コンニャクイモに含まれる「コンニャクマンナン」という多糖を糊化してアルカリ液で凝固させたものです。
蒟蒻(こんにゃく)は、強い弾力のプニプニとした独特の食感が特徴です。
蒟蒻(こんにゃく)は低カロリー食品として注目されています。
蒟蒻(こんにゃく)のカロリーは300gで約21kcalです。
低カロリーの食品で食物繊維も豊富なので、健康食品・ダイエット食品として人気があります。
昔から蒟蒻(こんにゃく)を食用としてきた主な地域には、日本・中国・ミャンマー・韓国などのアジア各国があります。
最近の和食ブームに伴って、蒟蒻(こんにゃく)は低カロリーの健康食品として欧米にも人気が広がりつつあります。
次に、蒟蒻(こんにゃく)が黒い理由・蒟蒻(こんにゃく)の白と黒の違い、などの紹介をします。
蒟蒻(こんにゃく)が黒い理由
蒟蒻(こんにゃく)の白と黒の違いを分かるために、蒟蒻(こんにゃく)が黒い理由を紹介します。
蒟蒻(こんにゃく)が黒い理由は、「ひじき」などの海草が入っているからです。
昔の蒟蒻(こんにゃく)は生のコンニャクイモで作っていたので、皮が入り見た目が黒っぽく粒も入っていました。
江戸時代になり蒟蒻作りの技術が発展して、コンニャクイモを精製した粉に出来るようになり、粒から蒟蒻(こんにゃく)を作るようになって大量生産が出来るようになったようです。
コンニャクイモの精製粉には皮が含まれないので、完成蒟蒻(こんにゃく)は粒がなくて白色になりました。
白色蒟蒻(こんにゃく)を好まなかった西日本では、「ひじき」等の海草粉末で色をつけてから、生芋コンニャクと同じ色味にして販売するようになりました。
蒟蒻(こんにゃく)の白と黒の違いは好みになります。
現在でも、西日本は黒蒟蒻(こんにゃく)で、東日本は白蒟蒻(こんにゃく)が中心になっているようです。
次に、「しらたき」と「糸こんにゃく」のことを紹介します。
「しらたき」と糸こんにゃく
蒟蒻(こんにゃく)が黒い理由は、「ひじき」等の海草粉末で色をつけているからです。
蒟蒻(こんにゃく)の白と黒の違いは好みです。
西日本は「黒こんにゃく」が、東日本は「白こんにゃく」が好まれているようです。
「しらたき」と「糸こんにゃく」の違いが気になりませんか。
関東では材料を細い穴から押し出してから凝固させて作る細い糸状のこんにゃくを「しらたき(白滝)」と呼んでいました。
関西では板こんにゃくを細く切って糸状にした物を「糸こんにゃく」と呼んでいます。
製法の違いもあるので、「しらたき」と「糸こんにゃく」は別物と言われていましたが、現在では「糸こんにゃく」も細い穴を通す製法になっています。
その為、「しらたき」と「糸こんにゃく」を区別する方法はなくなったとされています。
現在では、細い糸状の蒟蒻(こんにゃく)を、主に関東地方では「しらたき」、関西地方では「糸こんにゃく」と呼んでいるようです。