バナナの種はどこにある?発芽する?育て方
バナナの漢字表記は「芭蕉(ばしょう)」・「実芭蕉(みばしょう)」になります。
バナナは、バショウ科・バショウ属の、果実を食用とする品種群になります。
バナナは数種の原種から育種された多年性植物で、食用果実として非常に重要です。
バナナの原産地は、東南アジアを含むマレーシア熱帯アジアなどとされています。
バナナの栽培の歴史は、パプアニューギニアから始まったと考えられています。
アジアやラテンアメリカの熱帯域で大規模に栽培されています。
東アフリカや中央アフリカでは、主食として広く栽培が行われています。
次に、バナナのこと・バナナの種はどこ?・バナナの種は発芽する?・バナナの育て方、などの紹介をします。
バナナ
高さ数メートルにもなるので、「バナナの木」と言われていますが実際には草本です。
園芸学上では、果物ではなく野菜(果菜)に分類されます。
世界で生産されているバナナの約4分の3はデザート用で、約4分の1が調理用になっています。
アフリカ諸国の中には、個人の摂取カロリー半分がバナナという地域もあるようです。
バナナの果肉の味は、デンプン質から甘味まで、食感は硬いものからどろどろの軟らかいものまで差があります。
皮と内部はどちらも生のままや調理して食べることができます。
「キャベンディッシュ種」などのデザート用バナナは、皮を剥いてそのままや、ケーキ・ヨーグルトに入れるなどして生食されています。
料理用バナナは生食用バナナよりデンプン・繊維質・ビタミンA等が豊富です。
フィリピンには着色料を入れて赤色にしたバナナのケチャップがトマトケチャップ同様に使われているようです。
ベトナムやラオスでは、モンキーバナナを焼いた「おやつ」が屋台で売られています。
アフリカではバナナ・ビールが広く飲まれています。
次に、バナナの種はどこ?・バナナの種は発芽する?・バナナの育て方、などの紹介をします。
バナナの種
バナナの種はどこにあるのか気になったことはありませんか。
バナナの種はどこにあって、どこから発芽するのでしょうか?
バナナの果実の内部に小さな種のなごりありますが、生食用バナナは種なし品種です。
生食用バナナの小さな種には発芽能力はありません。
野生のバナナの果実には小豆大の種子(種)がいっぱい詰まっていますが、普段食べている生食用バナナには種は見あたりません。
果実の中心部に見える小さな黒いツブツブが種のなごりです。
種なしバナナは、人類の栽培と選抜によりつくられたものです。
野生のバナナを集めて栽培や交配をするうちに、花粉がつかなくても大きな果実になる株が見つけられました。
栽培や交配をする過程で、種が入らず大きな果実になり、食べやすくておいしい品種ができたものと考えられています。
次に、・バナナの育て方、などの紹介をします。
バナナの育て方
野生のバナナの果実には種が詰まっていますが、生食用のバナナには種がありません。
生食用バナナには種がないのに、どのように増やすのでしょうか。
発芽させて増やす方法は、それぞれの果実で異なります。
リンゴやナシなどの果樹も、品種改良をするとき以外は種で増やしません。
挿し木や株分けなどの、親株の一部から再生させる方法になります。
バナナの場合は、株の元に生えてくる「吸芽」という子供を切り離して次の苗にします。
バナナは、4~9月頃までに、株分けで増やすことができます。
株分けするときは、根に土ができるだけ多くつくように分けます。
株分けから2~3年後から収穫が期待できます。