ぎんなんの保存方法。常温、冷蔵、冷凍はできる?
ぎんなん(銀杏)の保存方法を知っていれば、いつまでも美味しい銀杏料理を楽しめます。
銀杏はイチョウの種子です。
秋の旬の食べ物として人気がありますが、中毒を起こす人もいるので注意が必要です。
イチョウは、裸子植物門イチョウ綱イチョウ目イチョウ科イチョウ属の裸子植物です。
イチョウは世界古来の樹木の一つで原産地は中国になります。
種子を食用とするだけでなく、観賞用・材用として栽培されています。
日本では街路樹などで全国的に見かける樹木です。
イチョウ科の植物は、中生代から新生代にかけて世界的に繁栄したことが化石の出土で分かっています。
世界的に?栄したイチョウ科の植物は氷河期にほぼ絶滅しています。
イチョウは唯一現存する種で、生きている化石としてレッドリストの絶滅危惧種に指定されています。
イチョウの種子のぎんなん(銀杏)は、悪臭を放つだけでなく皮膚炎を起こす物質も含まれているため種子を拾う時には注意が必要です。
手指を介して間接的に接触した体の部位に炎症や浮腫性紅班等を起こす可能性があります。
ぎんなん(銀杏)には、アンチビタミンB6物質を含みます。
銀杏を大量に食べるとビタミンB6欠乏症と似た中毒症状を起こすことがあります。
銀杏に含まれているアンチビタミンB6物質は、熱に弱いので炒ったりゆでたりすることで著しく減少します。
イチョウ葉には、脳血管の血流改善や脳血管障害の予防役立つジテルペン類が含まれています。
ヨーロッパ諸国では盛んにイチョウ葉エキスの製剤が幾種類も販売されているようです。
次に、ぎんなん(銀杏)の常温・冷蔵・冷凍保存方法の紹介をします。
ぎんなん(銀杏)の保存方法
ぎんなん(銀杏)の保存方法には、常温保存・冷蔵保存・冷凍保存があります。
常温保存をする時には、直射日光を避けて風通しの良い冷暗所に保存します。
涼しいところに新聞紙に包んで保存します。
常温保存の注意点は密封しないことです。
密封すると銀杏が湿ってカビ発生の原因になります。
ぎんなん(銀杏)の常温保存での保存期間(賞味期限)は、1週間~1ヶ月以内になります。
ぎんなん(銀杏)の中身が黄色くなると固くなるので注意が必要です。
ぎんなん(銀杏)の冷蔵保存方法
ぎんなん(銀杏)の保存方法には冷蔵保存があります。
ぎんなん(銀杏)を冷蔵保存する時には冷蔵庫の野菜室に置きます。
銀杏を湿らせた新聞紙に包んで保存します。
新聞紙が乾いてきたら、湿らせた新しい新聞紙と交換します。
ぎんなん(銀杏)の冷蔵保存の保存期間(賞味期限)の目安は1週間程度になります。
ぎんなん(銀杏)の冷凍保存方法
ぎんなん(銀杏)の保存方法には冷凍保存もあります。
長期保存を考えるのであれば下処理(調理)してから保存してください。
冷凍保存は、下処理(調理)してからでも生のままでもできます。
下処理(調理)した銀杏は、ラップに小分けに包みフリーザーバッグに平らになるように入れて、空気を抜いて保存します。
下処理(調理)した銀杏は、解凍しないでそのまま茶碗蒸しなどの具材に使います。
下処理(調理)した銀杏の保存期間(賞味期限)は1~数か月になります。