カルダモンのホールスパイスの使い方。パウダーで代用できる?
スパイスを料理の下ごしらえや仕上げに使うことで、美味しい料理つくりを楽しめます。
スパイスは食欲増進・発汗・整腸作用の改善など健康・美容に役立てられます。
体にうれしい働きがあるスパイスのポリフェノールには抗酸化作用があることが分かっています。
料理の色つけ・香りつけ・苦味つけに役立つポリフェノールは、アンチエイジングの効果も期待できます。
スパイスを上手に使うことで、豊かな香りや辛みのある美味しい減塩料理がつくれます。
一般家庭でよく使われているスパイスには、ターメリック・しょうが・バジル・ローズマリー・七味唐辛子・ガラムマサラ・クミン・パクチー(コリアンダー)・赤唐辛子・カレー粉などがあります。
最も古いスパイスのひとつにカルダモンがあります。
カルダモンは高貴な香りや香りの王様や、スパイスの女王と呼ばれています。
次に、カルダモンのこと・カルダモンのホールスパイスの使い方・カルダモンのホールスパイスはパウダーで代用できる?などの紹介をします。
カルダモン
スパイスの女王ともいわれるカルダモンは、ユーカリ油&樟脳&レモン油の香りが入り混じった爽やかで上品な香りがあります。
カルダモンの英語表記は「cardamon」です。
カルダモンはショウガ科の植物になります。
カルダモンの和名は「小荳蒄(ショウズク)」です。
カルダモンはカーダモンとも呼ばれることがあります。
原産地は、インド・スリランカ・マレー半島だと考えられています。
現在、流通しているカルダモンの種類にはマイソール・マラバール・セイロンなどがあります。
カルダモンの種子の乾燥品がスパイス(香辛料)になります。
カルダモンは、ガラムマサラなどの混合香味料・カレー料理にはかかせないスパイスとされています。
カレー料理だけでなく、ニンニクや肉料理の匂い消し・菓子・パンの風味付けにも使われます。
クローブ、ジンジャー、シナモンとともにチャイの香りづけにも欠かせないスパイスとされています。
中近東で好まれているカルダモンコーヒーには、カルダモンの精油や種子の粉末を加えてあります。
カルダモンにはストレス改善効果が認められることが分かっています。
カルダモンの種子は生薬「小豆蒄」として日本薬局方にも収録されています。
次に、カルダモンのホールスパイスの使い方・カルダモンのホールスパイスはパウダーで代用できる?などの紹介をします。
カルダモンのホールスパイスの使い方
カルダモンのホールスパイスの使い方を紹介します。
スパイスにはホール(原型)とパウダー(粉状)の二種類があります。
一般的なパウダースパイスの使い方は、料理に混ぜたり振りかけたりします。
ホールスパイスの使い方はいろいろあります。
スパイスは「種子」・「実」・「根」・「茎」を乾燥させたものです。
部位によって形も大きさも大きく異なるのでホールスパイスの使い方は多くなります。
カルダモンは、サフラン・バニラに次ぐ高級スパイスの代表になります。
爽やかで豊かな風味のカルダモンは、料理だけでなく飲み物にも多く使われています。
カルダモンの「さや」の中には小さな種が幾つも入っています。
口当たり良く調理するためにはカルダモンの種だけを使います。
香り付けにカルダモンを使う場合は「さや」ごと使ってから後で「さや」を取り除きます。
カルダモンは、インドではガラム・マサラやミックススパイスの主原料になっています。
ラッシーやチャイ等には欠かせないスパイスです。
ヨーロッパではケーキ・ペストリー・ピクルス等にもカルダモンが良く使われているようです。
次に、カルダモンのホールスパイスはパウダーで代用できる?などの紹介をします。
カルダモンは、パウダーで代用できる?
カルダモンのホールスパイスはパウダースパイスで代用できるでしょうか。
料理にスパイスを活用するには、スパイスをホールで購入して料理に使う時に、砕く・すり潰す・挽くなどして新鮮な香りを立たせるのが理想的です。
パウダースパイスの欠点は、日数の経過とともに香りが逃げやすいことです。
パウダースパイスをホールスパイスの代用に使う時には鮮度がポイントになります。