絹さや、さやえんどう、スナップエンドウの違い
「絹さや」と「さやえんどう」と「スナップエンドウ」の違いが分かりません。
「絹さや」と「さやえんどう」は同じように見えますがどこが違うのでしょうか。
また、「絹さや」と「スナップエンドウ」との違いも分かりません。
「絹さやと「さやえんどう」と「スナップエンドウ」の違いや使い方を知っていれば、美味しい料理つくりに活かせそうです。
次に、「絹さや」と「さやえんどう」と「スナップエンドウ」の違いを紹介します。
「絹さや」と「さやえんどう」
「絹さや」と「さやえんどう」の違いを分かるために「さやえんどう」の概要を紹介します。
「さやえんどう」の英語表記は「podded pea」です。
「さやえんどう」は、エンドウの未熟の莢を食用とする場合の呼び方になります。
「さやえんどう」の漢字表記は「莢豌豆」・「絹莢」です。
豆が大きくなる前に若取りし、莢ごと食べるのが「さやえんどう」です。
野菜炒めの具材や味噌汁の具として「さやえんどう」は使われています。
エンドウの未熟な豆を利用する場合は「実えんどう」とも呼ばれます。
「実えんどう」の代表は「グリーンピース」です。
スプラウトの一種で人気のある「豆苗(とうみょう)」はエンドウの若芽になります。
そして、「さやえんどう」を代表しているのが「絹さや」です。
「絹さや」と「さやえんどう」は、豆が大きくなる前に若取りして莢ごと食べる同じ緑黄色野菜です。
「さやえんどう」の原産地は中央アジア~中近東・地中海沿岸地域とされています。
古代ローマやギリシャでも盛んに栽培されていたとされている野菜です。
ツタンカーメンの墓から発見された「種」が発芽して、その同品種が家庭菜園用として現在売られているようです。
日本に伝わったのは8~10世紀頃とされています。
次に、「さやえんどう」とスナップエンドウの違い・「絹さや」やスナップエンドウの栄養成分などを紹介します。
「さやえんどう」とスナップエンドウ
「絹さや」と「さやえんどう」は同じ種類の緑黄色野菜でした。
「さやえんどう」とスナップエンドウの違いはあるのでしょうか。
「さやえんどう」の種類には「絹さや」・「大型絹さや」・「スナップエンドウ」・「砂糖えんどう」などがあります。
スナップエンドウも「さやえんどう」と同じ種類の緑黄色野菜です。
「絹さや」と「さやえんどう」とスナップエンドウは、豆が大きくなる前に若取りして莢ごと食べる種類のエンドウになります。
莢ごと食べるエンドウの種類には、
・「絹さや」と呼ばれる「キヌサヤエンドウ」
・オランダ豆とも呼ばれるオランダエンドウ
・スナップエンドウ
・「砂糖さやえんどう」などがあります。
絹さや・スナップエンドウの栄養成分
絹さや・さやえんどう・スナップエンドウの栄養成分は、ビタミン類・ミネラル類・食物繊維・β―カロテンなどです。
絹さや・スナップエンドウなどの「さやえんどう」は莢のまま食べるので、β―カロテンを沢山摂取できます。
β―カロテンには活性酸素を抑える働きがあります。
「さやえんどう」は動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病予防・改善に役立ちそうです。
β―カロテンには皮膚や粘膜の細胞にも良い効果があります。
「さやえんどう」には、ミネラル類のカリウムやビタミン類のビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2も豊富に含まれています。
必須アミノ酸ではリジンが含まれています。
「さやえんどう」には食物繊維も豊富に含まれているので整腸効果が期待できます。