フライとカツの違い
「フライ」と「かつ」の違いを聞かれたらどのように答えますか。
「フライ」と「かつ」の違いを知っていれば、定食屋さんでメニューから料理を選ぶ楽しみも増えそうです。
「フライ」のバリエーションはたくさんあります。
・フィッシュフライ(白身魚のフライ)
・イカフライ・イカリングフライ・エビフライ・カキフライ
・ポテトフライ(フライドポテト)・オニオンリングフライ
・ホタテフライなどです。
次に、「フライ」と「かつ」の違い、を紹介します。
フライ
「フライ」と「かつ」の違いを知るために「フライ」の概要を紹介します。
「フライ」と呼ばれているものは、魚貝類や野菜などに卵白やパン粉をつけて食用油で揚げる調理法や料理になります。
「フライ」の言葉の由来は、英語表記の「deep fry」です。
「deep fry」が、カタカナ英語の「フライ」になったと考えられています。
「フライ」料理は、日本で独自に発展した西洋風料理(洋食)は定食屋さんでも人気の料理です。
魚をフライ料理にする場合は、アジやイワシなどは身を開きますが、鮭や白身魚などは切り身にした状態で揚げられているようです。
エビは身の殻をむいた状態・貝類はむき身の状態で揚げます。
家庭や小料理店などで使われるフライの調理器具は、フライパンや中華鍋などです。
業務用厨房やコンビニエンスストア等では専用の「フライヤー」が使われています。
加熱調理するフライ料理では、180度程度に熱された衣にメラノイジンと呼ばれる色素が発生します。
フライ料理では、キツネ色に染まった衣の香ばしい香りとサクサクの食感、そして水分が蒸発した揚げられた食材の濃縮された旨みがポイントになります。
「かつ」
「フライ」と「かつ」の違いを知るために「かつ」の概要を紹介します。
日本のフライ料理は、英語の「deep fry」のことです。
同じ揚げる料理法の「フライ」と「かつ」の違いは、 食材が野菜や魚貝類の場合には「フライ」と呼んでいるようです。
「かつ」と呼ぶのは、豚肉・鶏肉・牛肉などの場合になります。
只、スコッチエッグフライ・レバーフライなどのように肉料理の中にも「フライ」と呼ばれるものもあります。
「かつ」は、豚肉・鶏肉・牛肉などの食肉や牡蠣などの素材にパン粉をつけて、油で揚げた日本の揚げ料理になります。
「かつ」は、「カツレツ」の略と考えられています。
「かつ」料理では、「豚カツ」が代表的ですね。
単に「かつ」と言う料理の場合は「豚カツ」を指す場合が多いようです。
いろいろな「かつ」料理
「フライ」と「かつ」の違いをまとめると、どちらも日本の揚げもの料理です。
食材が野菜や魚貝類の場合には「フライ」と呼び、豚肉・鶏肉・牛肉などの食肉や牡蠣などの場合は「かつ」と呼んでいるようです。
次に、かつ料理を紹介します。
・豚肉を使用した「豚カツ」
・牛肉を使用した「牛カツ」
・鶏肉を使用した「鶏カツ」
・ひき肉を使用した「メンチカツ」
・竹の串に刺した様々な具を揚げた料理の「串カツ」
・スライスしたスパム缶詰や豚肉のハムを油で揚げた「ハムカツ」
・エビのミンチを使用した「海老カツ」
・マグロを使用した「マグロカツ」
・鯨肉を使用した「鯨カツ」などがあります。
東京都八王子市のご当地グルメには「パンカツ」があります。
「パンカツ」は、食パンに水で溶いた小麦粉をつけてパン粉をまぶして揚げてソースで味付けたものです。