サンマの内臓はなぜ食べられる?内蔵が赤い場合は?栄養はある?

日本の秋の味覚を代表する魚に「さんま」がいます。

さんまの焼き料理はおいしいですね。

「さんま」の内臓には栄養がたくさん含まれているといわれますが、「さんま」の内臓が赤いとチョット食べるのを躊躇します。

「さんま」の内臓が赤い時には食べてもよいのでしょうか、ダメなのでしょうか。

サンマ(秋刀魚・さんま)は、ダツ目・ダツ上科・サンマ科・サンマ属に分類されている魚です。

「さんま」は、北太平洋に広く生息しています。

和名の「さんま」の呼び方の由来については2つの有力な説があります。

「サ(狭・狭い・細い)」に起源があるとする説です。

「細長い魚」を意する古称の「狭真魚(サマナ)」が「サマ」→「サンマ」に変化したとする説です。

大群をなして泳ぐ習性を持つことからきた説もあります。

「大きな群れ」を意する「サワ(沢)」と「魚」を意する「マ」からなる「サワンマ」が語源となったという説です。

「さんま」は、古くは「佐伊羅魚(サイラ)」・「狭真魚(サマナ)」・「青串魚(サンマ)」などと表記されていました。

夏目漱石は「吾輩は猫である」の中で「三馬(サンマ)」と記しています。

 

次に、秋刀魚(さんま)・さんまの内臓の栄養・さんまの内臓が赤いのは食べられる?、などの紹介をします。

 

秋刀魚(さんま)

 

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「さんま」が「秋刀魚」と表記されるようになったのは大正時代のようです。

現代では「さんま」の漢字表記は「秋刀魚」が多いですね。

「秋刀魚」の漢字の由来は、秋に旬を迎えよく獲れることと、細い柳葉形で銀色に輝くその魚体が刀を連想させることにあるようです。

「秋刀魚」には、「秋に獲れる刀のような形をした魚」との含意があるともされています。

大正10年(1922年)の佐藤春夫の詩「秋刀魚の歌」で、広く「秋刀魚」の漢字が知れわたるようになりました。

次に、さんまの内臓の栄養・さんまの内臓が赤いのは食べられる?などの紹介をします。

 

「さんま」の内臓の栄養

 

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「さんま」の内臓には豊富な栄養成分が含まれているとされています。

秋刀魚(さんま)の内臓に含まれている栄養成分は、ビタミン類とミネラル類です。

ビタミン類では、ビタミンA・ビタミンB12が豊富です。ミネラル類では、鉄分やカルシウムが豊富です。

秋刀魚(さんま)は内臓以外にも豊富な栄養成分が含まれています。

秋刀魚(さんま)の栄養成分には、

・エイコサペンタエン酸(EPA)

・ドコサヘキサエン酸(DHA)

・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンB2などです。

次に、「さんま」の内臓の赤いのは食べられる?の紹介をします。

 

秋刀魚(さんま)の内臓の赤い部分

 

秋刀魚(さんま)の内臓に含まれている栄養成分は、ビタミン類とミネラル類です。

秋刀魚(さんま)の内臓が赤い原因はオキアミだと考えられています。

プランクトンの一種のオキアミを食べた秋刀魚の内臓が赤くなります。

秋刀魚の内臓が赤いとビックリして食べるのを躊躇しますが、食べても健康上の問題はありません。

只、オキアミを沢山食べた秋刀魚は水っぽくなって美味しくないようです。