中性脂肪が低いと抜け毛、病気に影響がある?

中性脂肪は低いほうが望ましいですが、中性脂肪は低すぎても高すぎても良くありません。

中性脂肪とは、体内にある「中性脂質」・「リン脂質」・「糖脂質」・「ステロイド」の4種類の脂質の一種になります。

砂糖などの糖質や動物性脂肪を主な原料として肝臓でつくられます。

糖質や動物性脂肪が多い食習慣の人は、皮下脂肪の主成分として中性脂肪が蓄積されます。

中性脂肪の蓄積はスタイルを崩すだけでなく生活習慣病のリスクを高めます。

生活習慣病とは、脳卒中・心臓病・高血圧・糖尿病・脂質異常症・肥満などです。

中性脂肪が蓄積した肥満は、脳卒中・心臓病・高血圧・糖尿病・脂質異常症のリスクを高めます。

血液中の中性脂肪やコレステロールが増えすぎる(脂質異常症)と、動脈硬化のリスクがアップします。

日本人では心筋梗塞の人のコレステロール値はそれほど高くないですが中性脂肪は高値になっていることが多いとされています。

中性脂肪値が高いと動脈硬化のリスクを心配しなければいけません。

中性脂肪値を下げることが、狭心症・心筋梗塞・脳卒中などの動脈硬化性疾患の予防につながります。

中性脂肪値のおおよその一般的な基準は、

・29以下は低中性脂肪血症

・30~149が正常値

・150以上が高中性脂肪血症とされています。

高中性脂肪血症は、・150~299を軽度高中性脂肪血症・300~749を中等度高中性脂肪血症・750以上を高度高中性脂肪血症に分けられています。

 

次、中性脂肪のことや中性脂肪値が低いリスク・高いリスクなどの紹介をします。

 

中性脂肪

 

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中性脂肪値は低すぎても高すぎても望ましくありません。

中性脂肪値が低い場合は栄養障害に伴う病気が発症するリスクがあります。

中性脂肪値が高い場合は動脈硬化のリスクが高まります。

中性脂肪の検査をして現在の中性脂肪の状況を把握して生活習慣や食習慣を見直すことで病気のリスクを減らせます。

中性脂肪の検査では血液を採取して調べます。

中性脂肪の基準値は30~149mg/dlです。

中性脂肪検査は1回だけではなく複数回の測定を行なったほうが正確な値を検出できます。

中性脂肪値は食後30分ぐらいから上昇し始めて4~6時間後に最も高くなります。

中性脂肪は測定する時間による変動が大きいので早朝空腹時に血液採取を行ないます。

 

日本人間ドック学会の判定基準

 

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中性脂肪値は低すぎても高すぎても望ましくありません。

日本人間ドック学会の判定基準を紹介します。

日本人間ドック学会では、中性脂肪値が150~249mg/dlを要経過観察としています。

250mg/dl以上は精密検査または治療が必要だとしています。

中性脂肪値が高いのは脂質異常症(昔は高脂血症でした)と呼ばれます。

中年以降の男性で脂質異常症と診断される人の多くは肥満が原因です。

中性脂肪の高値は動脈硬化のリスクを高めます。

肥満を改善してスリムスタイルなれば動脈硬化のリスクも下がります。

運動が多い生活習慣と低カロリーでバランス栄養の食習慣を始めませんか。

 

中性脂肪が高い

 

中性脂肪が高い人の大半は食べ過ぎによる肥満・運動不足・飲酒を原因としています。

食べ過ぎによる肥満・運動不足・飲酒などの生活習慣や食習慣を改善しなければ、心筋梗塞・脳血管障害などの動脈硬化症を発症します。

中性脂肪の検査で高値がでたら、家庭で生活習慣と食習慣をコントロールしてください。

・飲酒している人は禁酒

・運動不足の人は運動習慣をつける

・肥満の人は脂肪や糖質が少ない食事にするなどを始めてください。

中性脂肪が低すぎるのも危険です。

中性脂肪が低い場合は、「甲状腺機能亢進症」・「肝臓病」・「アジソン病」・「栄養障害」などが考えらえます。

中性脂肪値が低すぎると、エネルギー切れを起こして抜け毛・肌荒れなどを起こす可能性もあります。