新玉ねぎと玉ねぎの栄養と違い、見分け方。お互いに代用できる?
玉ねぎと新玉ねぎの違いは分かりますか。
玉ねぎと新玉ねぎとでは栄養成分に違いがありのでしょうか。
玉ねぎと新玉ねぎの見分け方は簡単です。
新玉ねぎを玉ねぎの代用として使うにはコツが必要なようです。
玉ねぎはネギ属で球根(鱗茎)を食用にする野菜です。
漢字表記は「玉葱」になります。
玉ねぎは、園芸上は一年草や二年草として扱われています。
玉ねぎの色・形状・大きさはいろいろです。
玉ねぎの原産地は中央アジアと考えられています。
栽培の歴史は古く、紀元前のエジプト王朝時代には玉ねぎはニンニク等と共に労働者に配給されていたようです。
バルカン半島諸国やルーマニアなどの東ヨーロッパでは辛味の強い辛玉ねぎ群が作られました。
イタリア・フランス・スペインなどの南ヨーロッパでは辛味の少ない甘玉ねぎ群が作られました。
辛玉ねぎと甘玉ねぎの両系統は16世紀にアメリカに伝えられて多くの品種が作られました。
日本に玉ねぎが伝わったのは江戸時代ですが観賞用でした。
明治4年(1871年)に札幌で食用として試験栽培されました。
現在の日本では、北海道が全国生産量の約5割強を占めています。
北海道に次いで佐賀県・兵庫県・愛知県・長崎県・静岡県・大阪府が、主な玉ねぎ産地になっています。
次に、玉ねぎと新玉ねぎの違い・玉ねぎの栄養・玉ねぎと新玉ねぎの見分け方・新玉ねぎと玉ねぎは代用できるかなどの紹介をします。
玉ねぎと新玉ねぎの違い
玉ねぎと違って、新玉ねぎは瑞々しくて甘くて美味しいですね。
生で食べてもツンとする辛みがないので美味しいです。
玉ねぎには多くの種類がありますが、日本で食べられている玉ねぎは大きく分けて4種類になります。
黄玉ねぎ・白玉ねぎ・赤玉ねぎ・新玉ねぎです。
次に、玉ねぎと新玉ねぎの違いを紹介します。
基本的には玉ねぎと新玉ねぎの品種には違いはありません。
スーパーマーケットや八百屋さんで売られているのは黄玉ねぎです。
白玉ねぎは色が白く皮が薄いのでサラダなどの上に乗っています。
赤玉ねぎはサラダで使われる赤紫の玉ねぎです。
普通の玉ねぎは、黄玉ねぎを収穫してから日持ちを良くするために1ヶ月ほど乾燥させてから出荷します。
玉ねぎは、春に種を植えて秋に収穫するものと、秋に種を植えて春に収穫するものがあります。
新玉ねぎは、秋に黄玉ねぎと白玉ねぎの種を植えて、春に早取りしたものです。
早取りした玉ねぎを収穫後にスグに出荷したものです。
新玉ねぎの特徴は、皮が薄い・実の水分が多くて瑞々しい・実が柔らかい・苦みが少ない・日持ちしないなどです。
次に、玉ねぎの栄養・玉ねぎと新玉ねぎの見分け方・新玉ねぎと玉ねぎの代用法の紹介をします。
玉ねぎの栄養
玉ねぎと新玉ねぎには品種の違いはありませんでした。
栄養成分でも、玉ねぎと新玉ねぎには違いはありませんね。
玉ねぎの注目の栄養成分には、カリウム・ポリフェノールの一種のケルセチン・硫化アリルがあります。
カリウムは、血圧を正常に維持したり細胞を健康に保つ働きがあります。
カリウムは高血圧予防に役立ちます。
ケルセチンには、抗酸化作用・ガン細胞増殖阻害作用・抗炎症作用などがあります。
硫化アリルには、消化液の分泌を助けて食欲を増進させる働き・疲労回復・新陳代謝促進・血液の凝固予防・血栓予防・コレステロール値抑制・動脈硬化予防・免疫力アップ・老廃物の排出・脂肪燃焼などの働きがあります。
次に、玉ねぎと新玉ねぎの見分け方・新玉ねぎと玉ねぎの代用法の紹介をします。
玉ねぎと新玉ねぎ
玉ねぎと新玉ねぎには品種の違いはありませんので栄養成分も同じです。
玉ねぎと新玉ねぎの見分け方は表面の皮です。
新玉ねぎは乾燥工程がないので、表面の茶色いパリパリの皮がありません。
玉ねぎにある“表面の茶色いパリパリした皮”が無いのが新玉ねぎになります。
新玉ねぎは水気が多く柔らかく甘みがあるのでサラダにすると美味しいですね。
玉ねぎは炒め物・煮物など加熱料理に向いています。
新玉ねぎを玉ねぎの代用として加熱料理につかうと水っぽくなります。
火力や加える水などの調理工夫が大切になります。