ヤツガシラの旬な時期、栄養、食べ方、保存方法、セレベスとの違い

ヤツガシラとセレベスは里芋の品種ですが違いはあるのでしょうか。

ヤツガシラを漢字表記すると「八つ頭」になります。

ヤツガシラ(八つ頭)は里芋の一種です。

里芋は、サトイモ科の植物の塊茎(かいけい)と肥大した地下茎の総称になります。

肥大した地下茎を食べます。

里芋の原産は、インド東部からインドシナ半島だとされています。

現地でタロイモと呼ばれている芋と日本の里芋は仲間です。

日本では縄文時代から栽培されていました。

江戸時代までの芋の主役は里芋だったといわれています。

八つ頭という名前の由来は、ゴツゴツとした子芋が8つの頭に見えることのようです。

ヤツガシラ(八つ頭)は、子孫繁栄や末広がりの「八」がつくことなどで縁起物の食材とし

ておせち料理などにも利用されています。

特徴は、親芋と子芋がくっついていることです。

ヤツガシラ(八つ頭)の大きさは500g前後と大きいですね。

一般的な里芋に比べると粘り気が少なめです。

里芋の風味と甘味があり煮物にすると柔らかくてホクホクとした食感を楽しめます。

果肉は粉質で煮物にすると食味がよくて美味しいですね。

ヤツガシラ(八つ頭)は、ゴツゴツしていびつな形をしているので皮むきに手間がかかります。

皮むきに手間がかからない、ゴツゴツのないヤツガシラ(八つ頭)が登場しています。

丸い形をした「丸系八つ頭」です。

丸くて皮がむきやすいのがポイントです。

 

次に、ヤツガシラとセレベスの違い・ヤツガシラの栄養・ヤツガシラの旬・食べ方・選び方などの紹介をします。

 

ヤツガシラとセレベスの違い

 

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ヤツガシラとセレベスの違いが分かるためにセレベスの概要を紹介します。

セレベスは別名、「大吉」や「赤芽大吉」とも呼ばれています。

セレベスもヤツガシラ(八つ頭)と同じく里芋の一種になります。

セレベスの名前の由来は、インドネシアのセレベス島(現スラウェシ島)から伝来したことです。

セレベスは里芋の中では収穫時期が遅い品種です。

セレベスの旬は11~12月になります。

芽が赤系の「赤芽」の仲間に分類される里芋で、皮肌が少し赤くなります。

子芋も親芋も食べられます。

親芋は500g前後の大型です。

形は長形から丸形です。

粘りは少なく肉質は粉質でしっかりとしていてホクホクとした食感があります。

ヤツガシラとセレベスの違いは形です。

ヤツガシラ(八つ頭)は、親芋と子芋がくっついてゴツゴツしています。

セレベスは長形から丸形です。

次に、ヤツガシラの栄養・ヤツガシラの旬・選び方・食べ方などの紹介をします。

 

ヤツガシラの栄養

 

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ヤツガシラとセレベスの違いは形なのでスグに見分けられます。

ヤツガシラの栄養成分は、ビタミン類・ミネラル類・食物繊維などです。

ミネラル類ではカリウムを多く含んでいます。

カリウムには、ナトリウム(塩分)を排泄する働きがあります。

高血圧が気になる人はカリウムを多く含んだヤツガシラ(八つ頭)をおススメします。

ヤツガシラ(八つ頭)には、コレステロールの生成を抑制する成分も含んでいます。

生活習慣病の予防・改善の期待ができそうです。

ヤツガシラ(八つ頭)の皮は剥きにくいし手も痒くなりますね。

手が痒くなる原因はシュウ酸という成分です。

シュウ酸は“エグミ”にもなっています。

次に、ヤツガシラの旬・選び方・食べ方などの紹介をします。

 

ヤツガシラの旬・選び方・食べ方

 

ヤツガシラとセレベスの違いは姿かたちです。

ヤツガシラの注目の栄養成分はカリウムです。

ヤツガシラの旬は12月です。

冬の美味しい食材ですね。

ヤツガシラ(八つ頭)の選び方では、持った時のズッシリ感がポイントになります。

皮がシットリして表面が乾燥していなくて持った時にズッシリ来るのが美味しいですね。

表面がカサカサに乾燥しているのは、果肉の水分が抜けているので食味が落ちています。

ヤツガシラ(八つ頭)の食べ方は煮物がおススメです。

白い果肉はホクホクして口当たりがなめらかです。

煮物・コロッケ・サラダなどで美味しく食べられます。