海老芋の旬な時期、栄養、食べ方、保存方法、里芋との違い

エビイモの漢字表記は「海老芋」です。

エビイモは、サトイモ属ヤマサトイモの変種の唐芋(トウノイモ)の品種のひとつの根菜です。

反り返えった形と表面の縞模様がエビのように見えるのでエビイモ(海老芋)と呼ばれます。

エビイモは唐芋(とうのいも)という品種です。

エビイモは、土寄せ等の独特の栽培を施したもので形状は湾曲しています。

土寄せしてエビのように曲げたものをエビイモ(海老芋)と呼びます。

エビイモは、京都を中心に古くから作られています。

京料理の食材として用いられていて京芋(きょういも)とも呼ばれています。

京都府を中心に主に近畿地方で消費されている芋です。

京野菜のひとつとして知られる根菜です。

全国シェアの8割は静岡県の天竜川東岸で収穫されています。

京都府内の精華町・京田辺市・舞鶴市や、大阪府富田林市・兵庫県姫路市・徳島県・高知県などでも作られています。

 

次に、エビイモの旬と選び方・食べ方・エビイモの栄養成分・海老芋と里芋の違いなどの紹介をします。

 

エビイモの旬と食べ方・選び方

 

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エビイモは京の伝統野菜37品目のひとつとされています。

エビイモの旬は11~1月になります。

エビイモは、粘り気に富んだよく締まった粉質の肉質が特徴です。

風味が良く少しの甘みがあります。

煮ても煮崩れしないで色も変化しないので京料理で重宝されています。

エビイモは、一般的なサトイモとは違って高級食材として人気があります。

エビイモを使った京料理の芋棒が有名です。

島根県の津和野町の郷土料理にはエビイモを使った芋煮があります。

エビイモの食べ方は、煮崩れしにくいので煮物が適しています。

コロッケなどにしても美味しいですね。

ずいき(茎)は灰汁(アク)が強いので必ず灰汁(アク)抜きをしてから調理します。

エビイモは、ふっくらと丸く表面に傷が無いものを選びます。

持った時にずっしりと重みを感じるものが美味しいですね。

持って軽く柔らかくなっているものは選びません。

エビイモの古い物はカビ臭いので臭いもチェックしてください。

次に、エビイモの栄養・海老芋と里芋の違いなどを紹介します。

 

エビイモの栄養成分

 

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エビイモの食べ方は煮物をおススメします。

エビイモの栄養成分は、ビタミン類・ミネラル類です。

コレステロールの生成を抑制する成分も含まれています。

エビイモは動脈硬化の予防に効果がありそうです。

エビイモに含まれているビタミン類ではビタミンB2が多いですね。

ビタミンB2は脂肪の燃焼を助けます。

エビイモに含まれているミネラル類ではカリウムを多く含んでいます。

カリウムには、ナトリウム(塩分)を排泄する働きがあります。

カリウムは高血圧改善に効果があります。

エビイモを扱うと手が痒くなるのはシュウ酸という成分です。

サトイモ科独特のヌメリ成分は、解毒作用のある酵素です。

肝臓や腎臓を丈夫にしたり老化防止に役立つ成分になります。

次に、海老芋と里芋の違いを紹介します。

 

海老芋と里芋の違い

 

エビイモの食べ方は煮崩れしにくいので煮物が最適です。

エビイモの栄養成分はビタミン類・ミネラル類です。

海老芋と里芋の違いは形と食感です。

海老芋は、反り返えった形と表面の縞模様がエビのように見えます。

ホクホク粉質で、煮くずれせず煮ても黒くならないので京料理に使われています。

味が優れているので高級品として扱われています。

里芋は、楕円形で肉質は「やわらかくねっとり」とした食感です。

煮崩れせず煮物に最適になります。