麩の栄養価、カロリー。離乳食での使い方。そのまま食べさせて良い?

麩を料理に活用していますか。

麩は、グルテンを主原料の1つとした加工食品です。

グルテンは、水で練った小麦粉に含まれるタンパク質になります。

グルテンの英語表記は「gluten」です。

小麦・ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種の「グルテニン」と「グリアジン」が水を吸収して網目状につながったものです。

小麦粉の場合は、6~15%がタンパク質で、その約85%はグリアジンとグルテニンです。

グルテンは食物アレルギーの原因となるタンパク質として知られています。

グルテンを水で洗い塊にしたものに少量のデンプンを加えて焼くと麩になります。

 

次に、麩のこと・麩の栄養・麩の栄養を離乳食に使う・離乳食に麩をそのまま使ってもよい?などの紹介をします。

 

麩のこと

 

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麩が日本に伝わったのは室町時代の初期の頃だと考えられています。

室町時代に明から渡来した禅僧によって製法が伝来したとされています。

精進料理の蛋白源を豆腐と麩が担っています。

麩の原料を茹でたものが「生麩(なまふ)」・焼成すると「焼き麩(やきふ)」・油脂で揚げると「揚げ麩(あげふ)」・煮た後に乾燥させると「乾燥麩」になります

「生麩(なまふ)」・「焼き麩(やきふ)」・「揚げ麩(あげふ)」・「乾燥麩」は、それぞれ食感が異なります。麩は、煮物・汁物・和え物・鍋物・炒め物に使われています。

次に、麩の栄養・麩の栄養を離乳食に使う・離乳食に麩をそのまま使ってもよい?などの紹介をします。

 

麩の栄養や食べ方

 

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麩に含まれている主な栄養成分はタンパク質です。

麸に含まれているのは植物性タンパク質だけはありません。

ナトリウム・カルシウム・鉄・亜鉛などのミネラル類も豊富に含まれています。

低カロリー・高タンパクな麩は保水性が高いので満腹感も得やすいとされます。

麩はダイエット食品としても注目を集めています。

麩の食べ方には、煮物・汁物・和え物・鍋物・炒め物があります。

京都の精進料理や京料理の材料の一つとして知られていますが、沖縄料理では炒め物の材料、秋田などの東北地方の一部や北海道の一部ではラーメンの具になっています。

生麩や焼き麩は、料理以外にもお菓子の材料にもなっています。

生麩に小豆餡を包んだ麩饅頭があります。

焼き麩は着色して砂糖を練り込み、麩菓子などの駄菓子になっています。

黒糖で風味をつけた「麩かりんとう」もあります。

焼き麩を粉状にしたものは、観光地で鯉のエサとして売られたり、ヘラブナの釣りエサになっていることがあります。

次に、麩を離乳食に・離乳食として麩をそのまま食べさせても良い?などの紹介をします。

 

麩と離乳食

 

麩に含まれている栄養成分はタンパク質とミネラル類です。

麩はタンパク質やミネラル類などの栄養成分が豊富なので離乳食の食材として使いたいママも多いのではないでしょうか。

また、離乳食を麩に使う場合そのまま使っても良いのか気になります。

麩は小麦アレルギーのある赤ちゃんにはあげられません。

離乳食期で初めて麩をあげるときには、かかりつけ医が開院している時間帯に少量から食べさせてください。

小麦アレルギーの心配がない赤ちゃんであれば安心して与えられます。

離乳食が始まって1ヶ月を過ぎた頃から麩を使い始めたママもいます。

麩は味にクセがなく柔らかい食感なので、離乳食には使いやすい食材といえます。

麩は離乳食初期から取り入れることができる食材のようです。

麩を水で戻すだけでなく、すりおろしたり、手で細かく砕くなど使い方もいろいろです。

麩自体はシンプルな食材なので、和風・洋風などの味のアレンジもしやすいですね。

赤ちゃんが喜ぶ麩を使った離乳食作りを楽しみませんか。