きゅうりを塩もみする理由。塩の量と時間は?
旬の「きゅうり」を塩もみして食べると美味しいですね。
「きゅうり」はウリ科キュウリ属のつる性一年草になります。
昔は熟した実を食用とした事もあったようですが、甘みが少ないために好まれなかったようです。
現在では「きゅうり」は未熟な実を食用としています。
「きゅうり」の原産は、インド北部のヒマラヤ山麓だと考えられています。
日本での「きゅうり」の栽培は平安時代からのようです。
「きゅうり」の栽培方法には、ツルを支柱にしっかり固定し這わせる栽培法と地面を這わせる栽培法があります。
「きゅうり」は10度以下の低温に弱く、25度以上の高温にも弱い特徴があります。
根が浅いので乾燥に弱く、高温乾燥が続く気候では病気にかかり枯れてしまいます。
日本での「きゅうり」は、夏は露地栽培・秋から初春にかけてはハウス栽培がメインになります。
スーパーや八百屋さんで見かける果実色は濃緑が一般的ですが淡緑や白の「きゅうり」もあります。
「きゅうり」は非常に種類が多く、世界には500種が栽培されています。
「きゅうり」は、果実の性質によれば白イボ系と黒イボ系に大別されます。
白イボ系の「きゅうり」は、現在栽培されている90%になります。
白イボ系の「きゅうり」は皮が薄くて歯切れが良いのが特徴です。
黒イボ系の「きゅうり」は、皮が厚く、白イボ系の真夏の旬の味に劣ります。
黒イボ系きゅうりは、春に収穫するタイプで以前は南西日本で多く栽培されていましたが現在では九州、四国、山形でわずかに作られている程度です。
次に、きゅうりの栄養・効能・塩もみの理由・塩もみ方法などの紹介をします。
きゅうりの栄養
旬の「きゅうり」を塩もみして美味しく食べませんか。
「きゅうり」の栄養はほとんど無いといわれていますが栄養はあります。
きゅうり100g当たりの栄養成分は、
・カロリー16kcal・βカロテン―210μg
・ビタミンC-11mg・ビタミンK-46μg・カリウム―220μgなどです。
チョット栄養成分が少ないような気がしますが90%以上が水分なので仕方ありません。
栄養成分は低いですが熱中症予防の水分補給にはよさそうな野菜です。
きゅうりの効能
みずみずしい旬の「きゅうり」を塩もみして食べませんか。
「きゅうり」の効能は含まれている栄養成分の働きになります。
βカロテンには、皮膚や粘膜を保護する働きがあります。
ビタミンCには、疲労回復・活性酸素抑制・免疫力アップの働きがあります。
ビタミンKには骨を丈夫にする・出血を抑える働きがあります。
カリウムには過剰な塩分の排出や利尿作用があります。
きゅうりの塩もみ理由と方法
「きゅうり」を塩もみする理由は、味が染み込む・色合いが華やかになる・水っぽい感じを緩和する・しんなりする・日持ちするなどです。
「きゅうり」の塩もみにつかう塩の量は、きゅうり2本で小さじ2分の1程度になります。
「きゅうり」の塩もみ方法は、
・きゅうりの芯を取り除く→小口切りにします→ボウルで「きゅうり」と塩を混ぜて5分間待ちます→出てきた水分を両手で絞ります。