クレソンの栄養と食べ方。しっかり栄養を摂取する食べ方は?
クレソンには栄養成分が豊富に含まれています。
クレソンの栄養を摂取できる美味しい食べ方を知っていれば食生活を楽しめますね。
クレソンはオランダガラシ(和蘭芥子)とも呼ばれる、アブラナ科の多年草です。
ヨーロッパから中央アジアを原産としています。
水中や湿地を生息場所にしている抽水植物・沈水植物になります。
クレソンの繁殖力はきわめて旺盛で、茎を切って水に入れておけば容易に発根します。
生長も早く清水だけでなく汚水でも生育できます。
日本でも川や溝に野生化・雑草化しているのがよく見ることができます。
半水生植物なので水耕栽培に向いています。
弱アルカリ性の水でよく生育する特徴があり、栽培すると高さ50~120cmにもなります。
クレソンは耐寒性が強い植物で冷涼な気候を好みます。
そのため、夏に水温が上がりすぎると弱ります。
ベランダでクレソンを栽培している人は、気温の上昇と水温管理には注意が必要です。
ベランダのプランターを使って水耕栽培している人は、衛生を考えて時々水を換えることが大切です。
次に、クレソンの栄養成分やクレソンの食べ方などの紹介をします。
クレソンの栄養成分
クレソン美味しい食べ方を知っていれば、クレソンの栄養成分を健康・美容に役立てられます。
クレソンの栄養成分には、シグリン・ビタミンC・ビタミンAがあります。
シグリンには抗菌性があります。
クレソンの辛みはシグリンが含まれているからです。
大根やワサビの辛みも含まれているシグリンになります。
クレソンにはビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCの働きには、肌の老化予防・シミ予防や改善・ニキビ予防・肌のハリ・肌の弾力をサポートする働きがあります。
ビタミンAもクレソンには豊富に含まれています。
ビタミンAの働きには、眼も機能のキープ・皮膚や粘膜からのウイルス進入阻止などの働きがあります。
栄養価が高い野菜
クレソンの栄養価は抜群です。
クレソンの美味しい食べ方を覚えて健康・美容に役立ててください。
アメリカ疾病予防管理センターの機関誌に掲載された研究発表に、最強野菜のスコアがあります。
カリウム・食物繊維・タンパク質・カルシウム・鉄・チアミン・リボフラビン・ナイアシン・葉酸・亜鉛・ビタミンA・B6・B12・C・D・E・Kの17栄養素の含有量をベースにした食品スコアです。
NO1になったのはクレソンでした。
クレソンはスーパーフードでした。
クレソンが100点とすれば、チンゲンサイや白菜が92点・フダンソウ89点・ビーツの葉87点・ホウレンソウ86点などになっています。
付け合わせ野菜のクレソンが”最強の野菜”だそうです。
健康草
クレソンは、フランスでは「健康草」と呼ばれて滋養・強壮に使われていたようです。
クレソンにはカルシウムが豊富に含まれています。
強い骨・歯の形成・筋肉・神経・血液の健康に欠かせない健康草ですね。
クレソンの栄養で最も特徴的なのは、カロテンが豊富に含まれていることです。
カロテンには強い抗酸化作用があります。
血をキレイにするので、動脈硬化・高脂血症などの生活習慣病を予防に役立ちます。
がんや老化を防ぐ働きも期待されています。