カリウムの多い食品と健康への効果。不足するとどうなる?
カリウムは体に大切な栄養成分です。
カリウムの多い食品を食べて健康維持に役立てませんか。
カリウムは原子番号 19の元素です。
元素記号はKになります。
カリウムは生物にとっての必須元素です。
神経伝達で重要な役割を果たしています。
人体では8~9番目に多く含まれる元素で、体重のおよそ0.2%を占めています。
人体の主要なミネラル成分で、カリウムより多く含まれているのはカルシウムとリンだけになります。
カリウムは植物の生育にも欠かせない元素で、肥料3要素の一つにも数えられています。
カリウムの物理的性質では、比重が水よりも軽い0.86でリチウムに次いで2番目に比重です。
カリウムは主として細胞内液中に分布しています。
ナトリウム(Na)とともにエネルギー発生に関係しているミネラル類です。
カリウムの生理作用には、心臓機能や筋肉機能の調整などがあります。
カリウムは細胞内液の浸透圧が一定に保たれるように調節する機能があります。
次に、カリウムの多い食品やカリウム不足や摂り過ぎた場合のリスクなどについて紹介します。
カリウムが多い食品
カリウムが多い食品を紹介します。
カリウムが多い食品は、
・パセリ・ほうれん草・アボカド・ぎんなん・大豆・モロヘイヤ・しそ・にんにく
・あしたば・にら・里芋・納豆・わかめ・よもぎ・やまといも・こんぶ・とろろこんぶ
・ひじき・ゆりね・おかひじき・ほや・あおさ・焼き芋・豆みそ・きゅうりのぬか漬
・かぶの葉のぬか漬・たくあん漬・こんぶつくだ煮・かぶのぬか漬・からし菜漬け
・切干だいこん・チリソース・ザーサイ・鯛・鮎・鯵・ベーキングパウダ・インスタント珈琲粉などです。
カリウム不足
カリウム不足は体調を崩します。
カリウムの多い食品を食べて健康維持に役立ててください。
カリウムはナトリウムと共に体の浸透圧を維持する働きがあります。
ナトリウムによる血圧上昇を抑制する働き・筋肉の働きの改善などです。
高血圧はナトリウムの摂り過ぎが原因として考えられます。
カリウムを積極的に摂ることでナトリウムの排泄を促して血圧を下げる作用があると考えられています。
普通の食事でカリウム不足になることはありませんが、夏場や気温が高い場所で大量の汗をかくとカリウム不足になります。
低カリウム血症は夏バテの原因と考えられています。
カリウム不足は脱力感や食欲不振招きます。
カリウム不足に注意することが大切です。
カリウムの摂り過ぎ
カリウム不足は脱力感・食欲不振の原因になります。
汗をかく機会が多い人はカリウムが多い食品を食べてカリウム欠乏症を予防してください。
カリウムの過剰摂取のリスクを心配する人もいますが、カリウムは尿中に排泄されるので心配ありません。
腎臓の機能が低下している人は、カリウムの排泄が困難になります。
カリウムの排泄が困難な人は高カリウム血症を起こす可能性があるので注意が必要です。
腎障害がある場合は摂取量に注意が必要なので、体調が悪い人は病院での診察をおススメします。