青ネギ、白ネギ、ワケギ、万能ネギの違いと使い分け
青ネギ・白ネギ・ワケギ・万能ネギの違いを知っていますか。
青ネギ・白ネギ・ワケギ・万能ネギにはそれぞれの特徴や調理方法が違います。
ネギの種類や美味しさ・栄養成分・調理方法を知ることで美味しいネギ料理を楽しめます。
ネギはいろいろな料理に使われています。
ラーメン・チャーハン・納豆・味噌汁・うどん・そばなどにネギが入っているだけで美味しさも見た目もワンランクアップします。
料理の名脇役のネギにはいろいろな種類があります。
青ネギ・白ネギ・ワケギ・万能ネギ・安岡ネギ・なごやっこ葱・仙台小ねぎ・やっこねぎ・うまかねぎ・大分味一ねぎなどです。
料理によってどの品種のネギを使ったらよいのか迷った人も多いのではないでしょうか。
料理本なんかでも、地元では買えないようなネギを彩りや薬味に使っていることもあります。
八百屋さんやスーパーに並べてあるいろいろなネギの特徴や調理方法が分かれば美味しい料理を作れますね。
次に、青ネギ・白ネギ・ワケギ・万能ネギの違いなどの紹介をします。
青ネギ
青ネギ・白ネギ・ワケギ・万能ネギの違いを理解するために「青ネギ」の概要を紹介します。
ネギは、原産地を中国西部・中央アジアとする緑黄色野菜です。
「青ネギ」とは、緑の部分が多く根元から葉の先まで食べられるネギのことです。
「青ネギ」は「葉ネギ」とも呼ばれます。
青ネギ(葉ねぎ)の種類には、
・大阪の難波ネギ・京都の九条葱・兵庫県の岩津ねぎ・奈良県の結崎ネブカ
・広島県の観音ネギ・埼玉県の岩槻ねぎ・白い部分が多い谷田部ネギ
・関東地方に多いワケネギ・小田原の地ネギ(真ネギ)などがあります。
青ネギ(葉ねぎ)は関西地方で多く栽培されるネギになります。
西日本では陽に当てて作った細い葉ネギを「ネギ」と呼び、他のネギは白ネギ・根深ネギ・ネブカなどと呼ぶケースが多いようです。
白ネギ
青ネギ・白ネギ・ワケギ・万能ネギの違いを理解するために「白ネギ」の概要を紹介します。
葉鞘(ようしょう)が白く長いタイプのネギになります。
軟白葱・根深(ネブカ)ネギとも呼ばれます。
白ネギは関東で多く栽培されています。
東日本では単に「ネギ」と言うと、成長とともに土を盛上げて陽に当てないようにして作った白ネギ(根深ネギ・長ネギ)を差します。
東日本では白ネギ以外は「万能ネギ」・「九条ネギ」などの固有名で呼んで区別をすることが多いようです。
ワケギ・万能ネギ
青ネギ・白ネギ・ワケギ・万能ネギの違いを理解するために「ワケギ」・「万能ネギ」の概要を紹介します。
ワケギの漢字表記は「分葱」になります。
ワケギは、ネギ属に属するネギとタマネギの雑種の緑黄色野菜になります。
広島県の尾道市でたくさん作られているワケギは球根性多年草です。
熊本県ではワケギのことを「一文字」・「人文字」と呼びます。
大分県では「千本(チモト)」と呼びます。
沖縄では「ビラ」と呼ばれることがあります。
万能ネギは、小ネギ(細ネギ)の一種になります。
万能ネギは、福岡県で栽培されているブランドネギのことです。
商標登録されているので「万能ネギ」と呼べるのは、JA筑前あさくらから出荷された「博多万能ネギ」だけです。