みかんと食べ合わせが悪い食べ物、理由
「みかん」という果物の正式名称はウンシュウミカンになります。
ウンシュウミカン(温州蜜柑)は、ミカン科の常緑低木の果実です。
ウンシュウミカンは「冬みかん」や「みかん」とも呼ばれています。
「ウンシュウ」とは柑橘の名産地であった中国浙江省の温州のことです。
名産地の温州(ウンシュウ)の名前をつけてウンシュウミカンと呼ばれています。
名産地にあやかって付けられた名称ですが「種」とは関係ありません。
ウンシュウミカン(みかん)は、欧米のタンジェリンやマンダリンオレンジの近縁だと考えられています。
ウンシュウミカン(みかん)は中国の名産地の名称がついていますが、原産地は日本の不知火海沿岸だと推定されています。
現在のウンシュウミカン(みかん)の栽培は、関東以南の温暖な気候の地域になります。
柑橘類の中では比較的寒さに強い果実です。
ウンシュウミカン(みかん)の品種は多く、関東以南の各地域に特徴的な品種があります。
次に、ウンシュウミカンのこと・みかんと食べ合わせが悪い食べ物・みかんの効果効能などの紹介をします。
ウンシュウミカンの品種
ウンシュウミカンの品種には、大きく分けて「極早生温州」・「早生温州」・「中生温州」・「普通温州」などがあります。
日本の主要産地は和歌山県・愛媛県・静岡県・熊本県・長崎県・佐賀県です。
有名ブランドには、有田みかん・下津みかん・紀南みかん・宇和みかん・明浜みかん
・ごごしまみかん・中島みかん・三ケ日みかん・丸浜みかん・浜名湖みかん・西浦みかん
・静岡青島みかん・河内みかん・天水みかん・三角みかん・西海みかん・伊木力みかん
・南高みかん・からつハウスみかん・たらみかんなどがあります。
次に、みかんと食べ合わせが悪い食べ物やみかんの栄養成分・効果などの紹介をします。
みかんとの食べ合わせが悪い
みかん(ウンシュウミカン)と食べ合わせが悪い食べ物には、甘い果物・でんぷん質が多いものなどになります。
甘い果物が良くない食べ合わせなのは、みかんの酸味が甘い果物の消化酵素の働きを妨げる可能性があるからです。
みかんと甘い果物を食べると消化時間が長くなります。
みかんと食べ合わせが悪い甘い果物には、柿・イチジク・レーズン・プルーン・ライチ・メロンなどがあります。
でんぷん質の多いものが食べ合わせに悪いとされるのは、みかんの浄化作用がでんぷん質で失われるからです。
みかんと食べ合わせが良くない食べ物には、パン・パスタ・ご飯・サツマイモやジャガイモなどのイモ類などがあります。
みかんの栄養素と効果
みかんとの食べ合わせが悪い食べ物は、甘い果物やでんぷん質を多く含む食べ物でした。
みかんに含まれる栄養素や効果を紹介します。
みかんにはビタミンC・カロテン・ビタミンb群・クエン酸を多く含みます。
みかんを2個たべれば1日に必要なビタミンCを摂取できるとされています。
ビタミンCの働きには、免疫力アップ・感染症予防・がん予防・ストレス緩和・美肌効果などがあります。
カロテンは皮膚や粘膜を保護して病原菌に対する抵抗力をアップします。
ビタミンB群は、肌や髪にツヤを与えます。
クエン酸は乳酸の生成を抑えて疲労を軽減します。