プラスチックの黄ばみの原因、落とし方。手軽にできる除去方法

プラスチックとは,一般には合成樹脂のことをいいます。

樹脂の一般的な性質は、加熱すると軟化します。

熱して軟化させれば任意の形に成形することができます。

樹脂がプラスチックと呼ばれるのは、塑性(plasticity)をもっているからです。

合成樹脂は、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂に大別されます。

熱可塑性樹脂は、ポリエチレンやポリスチレンのように熱によって可塑性を生じ、冷やすと固まる性質があります。

熱硬化性樹脂は、フェノール樹脂のように加熱すると可塑性を生じ、加熱を続けると硬化して可塑性をもたなくなる性質があります。

熱硬化性樹脂は、日用品・電気部品・機械部品・医療器具・建築用材や包装材料などに広く用いられています。

合成樹脂で作られたプラスチックの電化製品や日用品は使っていると黄ばんできます。

プラスチック製品が黄ばむと古ぼけた感じがしてガッカリですね。

プラスチックの黄ばみには2つの原因があります。

プラスチックの黄ばみの落とし方を知っていると新品感覚で使えますね。

 

次に、プラスチックの黄ばみの原因・プラスチックの黄ばみの落とし方などの紹介をします。

 

プラスチックの黄ばみの原因

 

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プラスチックの黄ばみの原因を紹介します。

パソコンやパソコンのキーボード他、家電製品のプラスチックは黄ばんできます。

プラスチックの黄ばみの原因には2つあります。

合成樹脂材料の経年劣化とABS樹脂に添加されている添加物質の化学変化などです。

合成樹脂の経年劣化による黄ばみは落とすことはできません。

経年劣化による黄ばみは材料の強度の低下も考えられます。

ABS樹脂添加物質の化学変化では、酸化防止剤を原因とするものと難燃剤が関係しているものがあります。

経年劣化の黄ばみは落とせませんが、ABS樹脂の化学変化や難燃剤によるものは黄ばみを落とせる可能性があります。

 

酸素系漂白剤を使った黄ばみ落とし

 

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プラスチックの黄ばみの原因が経年劣化でなければ、酸素系漂白剤を使ったプラスチックの黄ばみの落とし方があります。

衣類用の「酸素系漂白剤」に黄ばんだ合成樹脂を漬け込んで日光・ブラックライトを当てる方法です。

酸素系漂白剤の使用量を確認して水で薄めて黄ばんだプラスチックを漬け込んでください。

酸素系漂白剤を溶かした水にプラスチックを漬け込んだまま日光に当てます。

漬け込む期間は1週間~1ヶ月と長いので気長に漬け込んでください。

1ヶ月漬け込んでも黄ばみが取れない場合は経年劣化による黄ばみだと考えられます。

 

オキシドールを使った黄ばみ落とし

 

プラスチックの黄ばみ原因が経年劣化でなければ、オキシドールを使ったプラスチックの黄ばみの落とし方があります。

黄ばんだプラスチックを、オキシドールを含んだ布で拭くだけです。

黄ばんだ個所を拭き取るだけで、黄ばみがキレイに取れます。

但し、経年劣化の黄ばみは取れません。