四万十ぶしゅかんの旬な時期、栄養価、食べ方、すだちとの違い

「四万十ぶしゅかん」を知っていますか。

「ぶしゅかん」を漢字表記すると「仏手柑」になります。

仏手柑(ぶしゅかん)は、ミカン科ミカン属の柑橘類です。

「仏手柑」の語源は、仏像のお手にのっている「宝珠」に似ているからのようです。

「四万十ぶしゅかん」は高知ではおなじみの味・香りです。

「四万十ぶしゅかん」は、四万十地域に暮らす人々が使っている柑橘類です。

魚を食べる時や、酢の物を作る時などに絞って使います。

「四万十ぶしゅかん」の見た目は、「すだち」や「かぼす」に似ていますが別の味と香りです。

 

次に、「すだち」と「 四万十ぶしゅかん」の違い・どうして四万十ぶしゅかん?などを紹介します。

 

四万十ぶしゅかん

 

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「すだち」と「四万十ぶしゅかん」の違いが分かるために、「四万十ぶしゅかん」の概要を紹介します。

「四万十ぶしゅかん」は、「手仏手柑」に対して「丸仏手柑」とも呼ばれています。

「仏手柑(ぶしゅかん)」という柑橘類で連想するのは、掌の形をした柑橘類だと思われます。

掌の形の「ぶしゅかん」の正式名は「手仏手柑」です。

「手仏手柑」の名前は、果実の先端が手の指のように見えるからです。

「手仏手柑」は英名では「フィンガード・シトロン」と呼ばれています。

「四万十ぶしゅかん」とは別物になります。

「四万十ぶしゅかん」は、高知県の四万十地区を中心に一般家庭で食べられている「丸仏手柑」です。

「四万十ぶしゅかん(丸仏手柑)」は、ユズやミカンの仲間になります。

「四万十ぶしゅかん」は、生命力の強さと他の柑橘類にはない独特の香りと酸味が特徴です。

高知では美味しい魚を食べる時には欠かせない柑橘類です。

地元の人たちからは「酢の王様」と呼ばれています。

 

すだち

 

「すだち」と「四万十ぶしゅかん」の違いが分かるために「すだち」の概要を紹介します。

「すだち」を漢字表記すると「酢橘」になります。

「すだち」は、ミカン科の柑橘類です。

徳島県原産の果物で、「かぼす」や「ゆこう」と同じ香酸柑橘類になります。

「すだち」の名前の由来は、食酢として使っていたことにちなんでいます。

「酢の橘」から「酢橘(すたちばな)」と名付けていましたが現代は「すだち」になっています。

果皮が青い未熟果のうちに収穫します。

熟すとミカンと同様に黄色くなります。

「すだち」の旬は8~10月です。

鍋料理の具・サンマなどの焼き魚・刺身・焼き松茸などに果汁をかけて食べます。

果汁は食用酢としても用いられることが多く、通常の酢の代りに酢の物の材料とします。

青い果実の外皮部分を薄く切ったりおろして、薬味として利用します。

次に、どうして四万十ぶしゅかん?などを紹介します。

 

どうして四万十ぶしゅかん?

 

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「すだち」と「四万十ぶしゅかん」の違いは、「四万十ぶしゅかん」の独特の香りと酸味です。

どうして「四万十ぶしゅかん」と呼ぶようになったのでしょうか。

「四万十ぶしゅかん」が他の地域で栽培されなかったのはどうしてでしょうか。

「四万十ぶしゅかん」は他の地域では大きく育ちませんでした。

柑橘類の栽培に適した地域でも、他の地域では育たなかったので広がりませんでした。

何度チャレンジしても四万十市近辺でしか大きくならなかったようです。

「四万十ぶしゅかん」が四万十近郊で広まったのは、トゲがなく農薬を使わないでも栽培できたことです。

生命力が強く病気にも負けないので放置していても育つ柑橘類です。

「四万十ぶしゅかん」の旬の時期と「ソウダガツオ」が水揚げされる時期が同じなので、刺身にピッタリなので地元で人気のある柑橘類です。