ジンギスカンの鍋の形は、なぜ丸いドーム型?肉の種類と部位
ジンギスカン鍋が大好きという人も多いですね。
美味しいジンギスカン料理の鍋がドーム型になぜなっているのでしょうか。
ジンギスカン鍋はなぜ丸いドーム型なのか知っていれば、皆でジンギスカン鍋を食べる時の話題にできそうです。
ジンギスカン料理に使う肉の種類や部位なども知っていれば役立ちそうですね。
ジンギスカン料理は日本の焼肉料理です。
ジンギスカンは、鍋料理に分類されることもありますが、調理方法は鉄板料理の調理方法になります。
一般的には北海道を代表する郷土料理とされていますが、岩手県の遠野市・長野県などの一部地域でも盛んに食べられています。
現在では各地にジンギスカン料理店・家庭調理用の肉・タレを販売する小売店があります。
次に、ジンギスカンのこと・ジンギスカンの鍋なぜ?・ジンギスカンの鍋はなぜ丸いドーム型・ジンギスカンに使う肉の種類と部位、などの紹介をします。
ジンギスカン
ジンギスカンの起源については諸説あります。
有名な俗説には、モンゴル帝国を率いたジンギスカン(チンギス・カン)が遠征の陣中で兵士のために作らせたとする話があります。
日本のジンギスカン料理は、実際にはモンゴルの料理とはかけ離れています。
中国の羊肉料理も、日本で食べられているジンギスカン料理とは程遠いとされています。
ジンギスカン料理の起源自体は中国大陸にあるというのは間違いないと考えられています。
旧満州(現中国東北部)への進出した日本軍の関係者が日本に伝え、日本人向けにアレンジされて現在のような形式になったと考えられています。
「成吉斯汗鍋(じんぎすかんなべ)」という言葉が初めて掲載されたのは、大正15年(1926年)の「素人に出来る支那料理」です。
ジンギスカン鍋が一般にまで普及したのは、第二次世界大戦後のことと言われています。
最初のジンギスカン専門店は、昭和11年(1936年)に東京都杉並区に開かれた「成吉思(じんぎす)荘」とされています。
北海道で営業された最初の店は、1946年に札幌に開店した「精養軒」になります。
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ジンギスカンの鍋
ジンギスカンの鍋がなぜドーム型なの?
ジンギスカンの鍋はなぜ丸いドーム型になっているか気になったことはありませんか。
ジンギスカン料理では、中央部が兜のように盛り上がった凸型になって、その表面には溝が刻まれているジンギスカン鍋を使います。
中央部が凸型になっているジンギスカン鍋を熱して、羊肉の薄切りと野菜を焼き、羊肉から出る肉汁を用いて野菜を調理しながら食べます。
ジンギスカン鍋の独特の形状は、盛り上がった中央部で羊肉を、低くなった外周部で野菜を焼くことで、羊肉から染み出した肉汁が溝に沿って下へと滴り落ちて野菜の味付けとなることを意図した設計だと考えられています。
専用鍋には主に2種類があります。
鉄・アルミ製で穴なしのタイプと、スリット状に穴が開けられているタイプです。
なお、北海道には、中央が凹型のジンギスカン鍋(円板状)を使用する地域もあり、鉄板・焼き網・フライパンなどで代用する場合もあります。
次に、ジンギスカンに使う肉の種類と部位、などの紹介をします。
ジンギスカンの肉の種類
ジンギスカンの鍋はなぜ兜みたいなドーム型になっているのか気になっている人も多いようです。
ジンギスカン鍋がなぜ丸いドーム型になっているか子供に聞かれたら、盛り上がった中央部で焼いた肉の肉汁が滴り落ちて野菜の味付けになるようにした仕組みだと教えてください。
ジンギスカン料理で使う肉の種類は羊肉です。
日本では明治時代から、北海道で肉用を含めた綿羊の飼育が行われていました。
北海道は大正14年(1924年)の時点で、全国の約43%の羊が飼育される最大の飼育地となっていたようです。
ジンギスカン料理で使用する肉には、調味液漬け込み肉の「味付け肉」・冷蔵(チルド)肉の「生肉」・冷凍肉の「ロール肉」があります。
一般的には「生」とは1度も冷凍されていない肉を示すとされ、調味液に漬けたかどうかは問いません。
国産の生ラムなどは、近年高級肉として扱われているようです。
ラムとは、生後12ヶ月未満の子羊の肉になります。
マトンは成羊の肉です。
ジンギスカン料理に使う羊肉の部位はショルダー(肩)になります。
ショルダーは肩の部位ですが、ジンギスカン料理ではネック(首回り)・アーム(前肢)を使うこともあります。