冬瓜の皮のむき方、下ごしらえ方法。皮にも栄養がある?
トウガンの漢字表記は「冬瓜」になります。
冬瓜はウリ科のつる性の1年草の夏野菜になります。
冬瓜(とうがん)は、「氈瓜」・「加茂瓜」・「賀茂瓜」・カモウリとも呼ばれています。
冬瓜のことを富山県では「カモリ」と呼びます。
沖縄県では「シブイ」と呼びます。
冬瓜の原産地はインド・東南アジアになります。
冬瓜の実は大きいもので短径30cm・長径80cm程度になります。
冬瓜は完熟後に皮が硬くなります。
貯蔵性に優れた夏野菜として知られています。
丸(玉)のままなら、冷暗所での常温保存で冬まで日持ちすることもあります。
完全に熟した冬瓜は約半年間は品質を保つと言われています。
美味しい冬瓜を選ぶポイントは重量感のあるものです。
切り売りの冬瓜を買う時には、種子がふんだんに詰まって表面がみずみずしいものを選んでください。
丸(玉)のままなら常温で長期保存できますが、カットした場合は冷蔵庫に保管して早めに消費してください。
次に、冬瓜の栄養素・皮の栄養素・冬瓜の下ごしらえの必要性などについて紹介します。
冬瓜の栄養素
冬瓜に含まれている栄養素には、カリウム・ビタミンC・サポニン・食物繊維などがあります。
カリウムには高血圧やむくみを予防する働きがあります。
ビタミンCは美容と健康をサポートする成分ですね。
サポニンには肥満や動脈硬化などの生活習慣病を予防する働きがあります。
冬瓜に含まれている食物繊維は便秘の予防・改善だけでなく、大腸がんの予防にも役立ちます。
冬瓜の皮は捨てられることが多いですが皮にも栄養素が含まれています。
冬瓜の皮にはカリウムが豊富に含まれています。
むくみの悩みを持っている女性には冬瓜の皮を使った料理をおススメします。
冬瓜の皮は「冬瓜皮」として漢方薬にも使われています。
冬瓜は下ごしらえが必要な野菜です。
下ごしらえをして美味しく食べてください。
冬瓜の果肉・皮
冬瓜の皮にはカリウムが豊富に含まれています。
栄養素が豊富な冬瓜は下ごしらえが必要な野菜です。
下ごしらえは短時間で済むので、八百屋さんやスーパーで購入したら、調理の前の下ごしらえを忘れないようにしてください。
冬瓜の皮は「冬瓜皮」として漢方薬にも使われています。
中国では冬瓜を、皮・果肉・種ともに生薬として使われていました。
利水効果・解毒作用・腎臓病予防・糖尿病予防に使われていたようです。
冬瓜の下ごしらえ
冬瓜の皮にはカリウムなどの栄養が含まれています。
冬瓜は下ごしらえが必要なので調理がチョット面倒ですが、下ごしらえは短時間で済むので美味しい夏野菜を楽しんでください。
下ごしらえのステップを紹介します。
ステップ1・中心部のワタと種の部分をスプーンでくり抜きます。
皮はピーラーで剥くと楽です。
ステップ2・皮を剥いたら皮側を格子状に切ります。
ステップ3・皮側の固い部分に少し重曹をこすりつけてから茹でます。
重曹をこすりつけることで茹で時間を短くして、仕上がりの緑を鮮やかにできます。
ステップ4・茹で時間は、沸騰してから5?10分程度です。
料理によって茹で方を調整します。
(竹串を使うと茹で上がりの確認ができます)
ステップ5・茹で上がったら冷水に落として熱を取ってからザルにあげて完了です。