つくし(土筆)の下処理、はかまの取り方、食べ方、保存方法
つくしの漢字表記は「土筆」です。
土筆(つくし)はスギナの胞子茎になります。
土筆は茎のてっぺんに胞子を含んだ穂が付いています。
穂から根元までにはいくつかの節があります。
節の周りにハカマ(袴)と呼ばれる茶色い葉が付いています。
土筆の茎の長さは5~15cm程度です。
草原や田畑の畦などに多くみられる土筆とスギナは全く別の植物のようですが地下茎でつながっています。
春に土筆が出てからその後にスギナが芽を出します。
土筆が出ている期間は短いですが、スギナは秋まで茂っています。
スギナが多い場所に土筆が芽をだすので、スギナが多い場所を覚えておけば春には沢山の土筆を収穫することができます。
土筆は全国各地で自生しています。
草原や田畑近くだけでなく、道路わきの植え込みなどでも見つけられます。
全国各地に自生しているので、採取できる時期は各地方で違ってきます。
土筆を採取できる時期は、九州では3月頃から始まります。
関東地方では4月頃に旬を迎えます。
東北地方では5月初旬位に旬を迎えます。
土筆は現在でもハウス栽培などはされていないので、自然の中の春だけの季節感あふれる食材になります。
次に、土筆(つくし)の下処理・土筆(つくし)のはかまの取り方・土筆(つくし)の天ぷらなどの料理・土筆(つくし)の保存方法の紹介をします。
土筆(つくし)の下処理
土筆には「アルカロイド」という毒性のある成分が少し含まれているので、下処理をしないと美味しく食べられません。
「アルカロイド」を過剰に摂取すると、腹痛・下痢・嘔吐・めまい・呼吸困難などの症状を起こします。
土筆を過剰に食べない限り人体への影響はありませんが、美味しく食べるためには下処理をしてください。
土筆の下処理のステップを紹介します。
ステップ1-土筆のはかまは硬いので取り除きます。
土筆のはかまの取り方は、親指の爪で割くように切れ目を入れて回すように剥がします。
ステップ2-ボウルに入れて土筆を一本ずつキレイに洗います。
ステップ3-洗った土筆をお湯が沸騰している鍋に入れて約5分間煮ます。
ステップ4-煮沸させたら水切りをして終了です。
土筆の苦みが苦手な人は再度煮沸します。
次に、土筆(つくし)の天ぷらなどの料理・土筆(つくし)の保存方法などの紹介をします。
土筆の天ぷら
土筆(つくし)の下処理では、土筆(つくし)のはかまの取り方のコツを覚えるのがポイントです。
下処理をすることで土筆の苦みをとれます。
土筆(つくし)は天ぷらなどの料理で美味しく食べられます。
土筆の天ぷらは美味しいですが、他にも美味しい料理があります。
おススメの料理には、「茶碗蒸し」・「佃煮」などがあります。
次に、土筆(つくし)の保存方法を紹介します。
土筆(つくし)の保存方法
土筆(つくし)の下処理では、土筆(つくし)のはかまの取り方を覚えれば後は煮沸するだけなので簡単です。
土筆(つくし)美味しい食べ方には「天ぷら」・「茶碗蒸し」・「佃煮」などがあります。
土筆(つくし)の保存方法は冷蔵保存をおススメします。
土筆は傷みやすいので収穫したその日に下処理をします。
下処理をした土筆は冷蔵保存してください。
冷蔵保存すれば3日程度は食べられます。
食感や風味は落ちますが冷凍保存もあります。
下処理して水気を切って保存袋に入れて冷凍保存すれば賞味期間を延ばせます。