びわ茶の味、効能、飲み方。副作用はある?!妊婦が飲んでも大丈夫?
びわ茶は「びわ」の葉から抽出してつくるお茶になります。
びわ茶はガンや生活習慣病の予防に効くとされて人気があります。
「びわ」の木にはいろいろな薬効があることが知られています。
古い仏教経典には、「びわ」のことが「大薬王樹(だいやくおうじゅ)」という名で紹介されています。
中国の古い言い伝えには、「びわ」の木があると病人がびわの葉を求めて列をなしたとあります。
「びわ」の木は縁起がわるいという俗説は、びわの葉を求めて病人が寄ってくることが関係しているからのようです。
「びわ」は中国原産のバラ科の常緑高木です。
日本では比較的温暖な地域で広く栽培されています。
中国の古い医学書には、種子・葉・花・根などの利用について記載されています。
次に、びわの効能・びわ茶の効能・びわ茶と妊婦さんについての紹介をします。
びわの効能
びわ茶はびわの葉から抽出してつくるお茶です。
びわ茶にすればびわの葉の効能を美味しく利用できます。
びわの葉にはいろいろな薬効があることが知られていますが、美味しい黄橙色の果実にも薬効があります。
果実も葉と同様に咳を鎮める効能があります。
びわの葉に比べて果実の薬効に関する科学的な記述はそれほど多くありません。
しかし、近年では果実に含まれている成分の解明が進みました。
果実には、糖分やビタミン・ミネラル類などの栄養成分だけでなくβカロテンやポリフェノール類が多く含まれていることが分かってきました。
βカロテンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ポリフェノール類は抗酸化作用が期待できます。
びわの果実に含まれているポリフェノール含量は、ポリフェノール量が多い果物だとされているブドウの巨峰と同程度と言われています。
ポリフェノール類には動脈硬化予防効果も期待できます。
美味しいびわを食べて生活習慣病予防対策ができればうれしいですね。
次に、びわの葉を抽出したびわ茶の効能やびわ茶と妊婦について紹介します。
びわ茶の効能
びわの葉を抽出したのがびわ茶になります。
びわの葉の効能には、咳を鎮める・痰を除く・胃を丈夫にする・体の余分な水分を排泄するなどの作用があります。
びわの葉は、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という漢方処方にも配合されています。
辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という漢方は、鼻づまりの解消や鼻の炎症を鎮めるために使われます。
民間療法では、びわの葉を煎じた汁を皮膚炎やあせもに湿布してつかいます。
また、浴用料としても使われます。
江戸時代には、びわの葉・カッコウ・木香・呉茱萸(ごしゅゆ)・肉桂・甘草・莪朮(がじゅつ)などの生薬を配合した「琵琶葉湯」が暑気払いの飲み物として重宝されたようです。
びわ茶と妊婦さん
びわの葉を抽出したびわ茶の効能には、咳を鎮める・痰を除く・胃を丈夫にする・体の余分な水分を排泄するなどがあります。
薬効があるびわ茶はノンカフェインなので妊婦さんにもおススメのお茶になります。
びわ茶は妊婦さんだけでなく、子供から高齢者までおススメできるお茶になります。
びわ茶には余分な脂肪の吸収を抑えるサポニンと、整腸作用や抗酸化作用があるタンニンを含んでいます。
ノンカフェインでサポニンとタンニンを含むお茶を飲めば、お通じを良くして体内の老廃物を体外に排泄できます。
美容と健康におススメのびわ茶は妊婦さんが飲んでも大丈夫です。