みょうがの旬、栄養、効能と妊婦への影響。食べ過ぎ注意!?
みょうがの漢字表記は「茗荷」になります。
みょうがは、ショウガ科ショウガ属の東アジア(温帯)が原産の植物です。
日本の山野に自生している「みょうが」もありますが、大陸から持ち込まれて栽培されてきたと考えられています。
「みょうが」は、花穂および若芽の茎を食用にします。
「みょうが」を食べると物忘れがひどくなると言われることがありますが、学術的な根拠はありません。
「みょうが」に含まれている栄養成分には、物忘れに関係しているな成分は含まれていません。
近年では、「みょうが」の香り成分に集中力を増す効果があることが見つけられています。
次に、みょうがのこと・みょうがの栄養と効能・妊婦さんへの影響などの紹介をします。
「みょうが」と物忘れ
「みょうが」の名前の由来は、大陸からショウガとともに持ち込まれた際の呼び方が関係しているようです。
大陸から持ち込まれたときに、香りの強いほうを「兄香(せのか)」と呼び、香りの弱いほうを「妹香(めのか)」と呼びました。
この呼び名が後に「ショウガ」と「ミョウガ」に代わったという説が有力になっています。
「みょうが」の名前の由来では、釈迦の弟子の周利槃特に関係しているとする説もあります。
死ぬまで名前を覚えることができなかった釈迦の弟子(周利槃特)の墓に見慣れない草が生えていました。
周利槃特は自分の名前を荷って苦労してきたということで、「名」を「荷う」ということで見慣れない草に「茗荷」と名付けました。
この「茗荷」という名前は民話「みょうが宿」に繋がり、「みょうが」を食べると物忘れがひどくなるという俗説が世間に広がりました。
次に、「みょうが」の栄養と効能と妊婦さんへの影響を紹介します。
「みょうが」の栄養と効能
「みょうが」の栄養と効能を紹介します。
「みょうが」には独特の香りと風味があります。
サッパリとした刺激のある味は薬味に使われています。
ピリッとした辛みや香りが苦手の人もいますが、暑い夏の食べ物の薬味には欠かせないですね。
「みょうが」にはビタミン類・ミネラル類をバランスよく含まれています。
「みょうが」に含まれている栄養素には、ビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2・葉酸・カリウム・必須ミネラル類のカリウム・リン・鉄などがあります。
ビタミンCは、抗酸化作用があるビタミンで皮膚や粘膜を健全に保つので美肌効果が期待できます。
ビタミンB1には、糖質の代謝を助けてエネルギーを作り出す働きがあります。
ビタミンB2には細胞の新陳代謝を促進する働きがあります。
皮膚や粘膜の健康維持にはビタミンB2が欠かせません。
葉酸は、貧血を予防や細胞の生まれ変わりをサポートします。
カリウムには塩分を排泄する働きがあるので高血圧予防が期待できます。
次に、妊婦さんへの影響を紹介します。
みょうがと妊婦
「みょうが」に含まれている栄養素には、ビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2・葉酸・カリウム・必須ミネラル類のカリウム・リン・鉄などがあります。
「みょうが」は妊婦さんには良くないと言われますが本当でしょうか。
「みょうが」を食べ過ぎなければ妊婦さんが食べても問題ありません。
妊婦さんが「みょうが」を使った料理を食べるときには、「みょうが」の灰汁抜きをシッカリすることが大切です。
「みょうが」は栄養成分豊富な食材です。
美味しい料理を楽しみませんか。