すだちの旬な時期と保存方法。常温でどれくらい日持ちする?

「すだち」の漢字表記は「酢橘」になります。

すだち(酢橘)は、ミカン科の果物です。

徳島県原産の果物で、「かぼす」や「ゆこう」と同じ香酸柑橘類になります。

すだち(酢橘)の名称の由来は食酢として使っていたからのようです。

すだち(酢橘)は、外皮が青、又は黄色の果実です。

鍋料理の具・焼き魚・魚介類の刺身・焼き松茸などの料理に果汁をかけるために添えられています。

果汁は食用酢としても用いられ、通常の酢の代りに酢の物の材料にもされています。

すだち(酢橘)は果汁以外の部分も使われます。

青い果実の外皮部分を薄く切る・すりおろすなどして、薬味としても利用されています。

「すだち」と「かぼす」は似ていますがすだち(酢橘)の方が小さくなっています。

すだち(酢橘)を古くから利用していた徳島県では、ジュースやお酒などとして売られています。

 

次に、すだちの旬と選び方・すだちの栄養成分・すだちの保存方法などの紹介をします。

 

すだちの旬と選び方

 

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すだち(酢橘)は「ゆず」の近縁種と考えられています。

徳島県では古くから利用されている果実です。

露地栽培とハウス栽培のすだち(酢橘)があるので、年間を通して流通しています。

風味がよいのは旬の9~10月頃に収穫される露地栽培のものです。

初期に収穫したものは一部が貯蔵されて3月頃まで出回っています。

春から夏にかけて流通しているすだち(酢橘)はハウスものになります。

すだち(酢橘)は大分県特産の「かぼす」と似ていますが、「かぼす」はサイズが100~150gと大きめの香酸柑橘になります。

すだち(酢橘)の選び方は、果皮全体が濃い緑色でツヤと張りがあるのがポイントです。

持ったときにズッシリと重みを感じるものを選んでください。

果皮にシワがあるのは鮮度が落ちていて、軽いものは果汁が少なくなっています。

露地栽培のものは果皮が厚めで固く、香りと風味がよいのが特徴です。

ハウスものは皮がやや薄めで比較的酸味がまろやかになっています。

次に、すだちの栄養成分・すだちの保存方法などの紹介をします。

 

すだちの栄養成分

 

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すだち(酢橘)の栄養成分では、フラボノイド系のエリオシトリン・ネオエリオシトリン・ナリルチンが注目されています。

エリオシトリンは、すだち(酢橘)に豊富に含まれています。

エリオシトリンは、「ゆず」や「カボス」に欠けている成分です。

エリオシトリンには抗酸化作用があることが分かっています。

アンチエイジングに役立ちそうです。

ネオエリオシトリンは、すだち(酢橘)の果皮と果汁に含まれています。

エリオシトリンやネオエリオシトリンは動脈硬化の改善・予防に効果があると期待されています。

ナリルチンは、花粉症に効き目があるとされる成分です。

すだち(酢橘)に含まれている栄養成分は、カルシウム吸収の促進効果・血糖値の上昇を抑制する働きが期待されています。

生活習慣病の糖尿病の改善・予防効果がありそうなので、毎日の食事にすだち(酢橘)を使いませんか。

次に、すだちの保存方法の紹介をします。

 

すだちの保存方法

 

すだち(酢橘)のを常温保存すると追熟が進んで黄色くなります。

常温保存には向いていない果実です。すだち(酢橘)は冷蔵保存がおススメです。

冷蔵保存する時には、ビニールやポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存できます。

光を通さない色が黒い袋などにすれば劣化を遅らせられます。

一袋4~5個にして袋に鮮度保持剤を入れて袋の空気をシッカリ抜いて密封して保存すれば約2週間は保存できます。