さつまいもの芽に毒はある?芽が出たら味がかわる?芽のとり方
さつまいもの漢字表記は「薩摩芋」です。
さつまいもの別名には「甘藷(かんしょ)」や「唐芋」もあります。
「薩摩芋」の名の由来は薩摩藩から伝わったからです。
さつまいも(薩摩芋)は、ヒルガオ科の植物の肥大した根の部分になります。
さつまいもの原産地は中米です。
1604年に琉球に伝わり、1700年代初めに薩摩藩が栽培を始めました。
琉球や鹿児島など九州各地では、現在でも「唐芋(からいも)」と呼ばれることがあります。
鹿児島ではさつまいもが伝わった江戸時代から「芋焼酎」が盛んに作られています。
鹿児島で焼酎に使われるさつまいもは一般的な食用の品種とは違います。
焼き芋と言えば「紅あずま」や「高系14号」などのホクホク系が人気でしたが、最近は「安納芋」や「紅はるか」などのシットリ系の濃厚な甘さの焼き芋が人気のようです。
次に、さつまいもの栄養成分・さつまいもの旬と選び方・芽がでたら味がかわる?・さつまいもの芽には毒がある?・さつまいもの芽を取る方法などの紹介をします。
さつまいもの栄養成分
さつまいもの栄養成分には、ビタミン類・ミネラル類・食物繊維・ヤラピンがあります。
さつまいもに含まれているビタミンCはでんぷんに守られているので、加熱しても壊れくくなっています。
ビタミンCには抗酸化作用があるのでアンチエイジングに役立ちます。
風邪予防・疲労・回復・肌荒れ改善などが期待できます。
ビタミンEにも抗酸化作用があります。
体内の活性酸素を減らしてアンチエイジングに役立ちます。
塩分(ナトリウム)を排泄する働きがあるカリウムも豊富に含んでいます。
さつまいもはこう血圧予防・筋肉の痙攣予防などに効果が期待できます。
食物繊維を効率よくたくさん摂取するならさつまいもをおススメします。
生のサツマイモを切る白いミルクのような液体が滲み出ます。
白い液体はヤラピンです。
ヤラピンには緩下剤としての効果があります。
食物繊維とヤラピンの相乗効果で便秘の改善が期待できます。
さつまいもの紫品種にはアントシアニンが含まれています。
アントシアニンは、目の働きの改善・ガン予防・生活習慣病予防が期待できます。
安納芋にはカロテンが含まれています。
果肉がオレンジ色の安納芋に含まれているカロテンは健康・美容に役立ちます。
次に、さつまいもの旬と選び方・芽がでたら味が変わる?・さつまいもの芽には毒がある?・さつまいもの芽を取る方法などの紹介をします。
さつまいもの旬と選び方
さつまいもの旬は晩秋になります。
さつまいもの収穫は8~11月頃になります。
2~3ヶ月間貯蔵して、余分な水分を逃がして甘みが増してからが美味しいので、旬は10月~1月頃になります。
落ち葉焚きでさつまいもを焼くシーンがあります。
イメージ通りさつまいもが美味しいのは晩秋から正月までになります。
さつまいもを選ぶときには、全体にふっくらと太くて鮮やかな紅色をしているものにします。
持った時にズッシリと重いのを選びます。
痩せて細い物・ヒゲ根がたくさんあるのは繊維質が多くて美味しくありません。
表面に傷や変色した部分が無い物にします。
ねっとりした液体がしみ出しているようなものは蜜が多いので美味しいですね。
次に、芽がでたら味がかわる?・さつまいもの芽には毒がある?・さつまいもの芽を取る方法などの紹介をします。
さつまいもの芽
さつまいもの芽には毒はありません。
じゃがいもの芽に毒があるのはよく知られていますが、さつまいもの芽についてはあまり話題になりません。
じゃがいもはナス科の植物で、さつまいもはヒルガオ科の植物なので芽に毒がありません。
さつまいもに芽がでると、早くたべないとシワシワになって美味しくなくなります。
芽がでたさつまいもは早く食べましょう。
さつまいもは常温保存ができますが、保存温度が20℃を超えると芽がでてくるので気を付けてください。
芽を食べても大丈夫ですが、気になる人は芽をちぎるか包丁でえぐって取ります。
芽がでて葉もでていたら、そのまま葉を育てて茎や葉を食べましょう。
茎や葉はニンニク炒めや炊き込みご飯で美味しく食べられます。