薄力粉の保存方法、常温、冷蔵、冷凍で保存できる?

薄力粉を保存方法知っていれば安心して料理やお菓子作りに使えます。

小麦粉には薄力粉と中力粉と強力粉があります。

薄力粉は粒が細かくグルテンが少ないので粘り気が弱いのが特徴です。

水と混ぜた時に生地へのなじみが遅くさらっとしてさくさくな食感があります。

さくさく食感を活かした料理やお菓子つくりに利用されています。

中力粉は薄力粉と強力粉の中間質の小麦粉です。

タンパク質含有率は8.5~10.5%になります。

水と混ぜると延びと腰が強いのが特徴です。

強力粉はグルテンが多い粒が粗い小麦粉です。

たんぱく質含有量は11.5~13.5%になります。

水と混ぜた時に生地のまとまりが速くて粘りが強いのが特徴です。

薄力粉で作ったカステラは、ふっくらで柔らかいものになります。

強力粉でカステラを作ればずっしり・モッチリ感のあるものになります。

パンつくりで強力粉が使われる理由は粘り気です。

パンの発酵ではイースト菌が発生する炭酸ガスをタンパク質のグルテンが覆って膨らみます。

グルテンが多い小麦粉であれば粘り気によって破裂しません。

強力粉のもちもちした食感を活かしたお菓子や料理に使われています。

 

次に、薄力粉・中力粉・強力粉などの小麦粉の保存方法を紹介します。

 

小麦粉の使い分け

 

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薄力粉・中力粉・強力粉などの小麦粉の保存方法を知っていればいろいろな料理に活かせます。

薄力粉は、スポンジケーキ・カステラ・クッキー等の洋菓子や天ぷら・お好み焼きなどの料理で使われます。

中力粉は薄力粉と強力粉の中間的な粘り気があるので、麺類つくりやたこ焼きやビスケットなどのお菓子作りに向いています。

強力粉は粘り気が強いので、パン・中華麺・パスタ・ギョウザの皮等の料理に使われます。

 

薄力粉の常温保存

 

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薄力粉の保存方法には常温保存があります。

小麦粉を常温保存するときには湿気に注意が必要です。

台所のシンクの下や床下などの湿気の強い場所での保存は避けてください。

常温保存の目安は小麦粉製品の未開封の場合は、薄力粉や中力粉で約1年になります。

強力粉は約6ヶ月になります。

薄力粉・中力粉・強力粉などの小麦粉製品の封を開封したら1~2ヶ月で使い切ってください。

小麦粉を常温保存するときには密封性のあるタッパーや袋に入れて直射日光が当たらない乾燥した冷暗所で保存します。

密封性のある袋やタッパーに保存するときは乾燥剤も小麦粉袋と一緒に入れると湿気を防げます。

 

薄力粉の冷蔵保存・冷凍保存

 

薄力粉の保存方法には冷蔵保存と冷凍保存もあります。

春季・夏季・秋季の暑い時期や湿気の多い時期には冷蔵庫での保存をおススメします。

冷蔵庫での保存での注意点は湿気予防と臭気予防です。

小麦粉などの粉物は冷蔵庫の湿気と臭気を吸着して劣化します。

密封性のあるタッパーや袋に必ず入れて保存してください。

冷蔵庫に入れている小麦粉を調理で出したら必要な分だけとってスグに戻してください。

小麦粉に結露が発生するとカビの原因になります。

冷凍保存にすれば保存期間を6ヶ月程度まで延ばせます。

冷凍保存するポイントは使う分だけ小分けにして保存することです。

冷凍保存した小麦粉は結露が発生しやすいので解凍した小麦粉は使い切るようにしてください。