あけびの旬の時期、栄養価、カロリー、糖質、食べ方

「あけび」を食べたことがありますか。

「あけび」の漢字表記は「木通」です。

木通(あけび)は、アケビ科の蔓性落葉低木の植物になります。

木通(あけび)は、種子を包む胎座が甘みを持ちます。

木通(あけび)の種子を包む胎座は甘いですが、果皮はほろ苦くなっています。

果皮は、刻んで味噌炒めにしたり、内部にひき肉を詰めて油で揚げたりして美味しく食べられます。

木通(あけび)の果皮は、山菜料理の食材として親しまれています。

山形県では、農家で栽培されていてスーパーマーケットなどで購入することができます。

東北地方には、新芽(木の芽)を山菜として食べている地域もあります。

成熟した蔓は、工芸品の素材として籠を編むなどで利用されています。

 

次に、木通(あけび)のこと・木通(あけび)の栄養価・木通(あけび)の保存方法と食べ方などの紹介をします。

 

木通(あけび)

 

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木通(あけび)は東アジア原産の植物です。

日本でも全国の山間部などに「ミツバアケビ」・「アケビ」・「ゴヨウアケビ」の3種類が自生しています。

木通(あけび)の果実は6~10cmほどの長い卵のような形をしています。

厚い果皮と、中に種と共に白いゼリー状の果肉が入っています。

実が熟すと紫色になった果皮がパックリと割れて中の種が見えます。

果皮がパックリ割れた時が木通(あけび)の食べごろです。

古くから日本では食用にされていて、果皮も果肉もどちらも食べられます。

春の新芽や未熟果も食べられるので、東北の山菜として親しまれています。

木通(あけび)の商業栽培では、品質に優れた「ミツバアケビ」由来の品種が多く用いられています。

木通(あけび)の蔓・葉・根・果実には薬草としての効能があると言われています。

“つる性”の茎は木通(もくつう)という生薬です。

生薬の木通(もくつう)には、利尿作用・抗炎症作用・通乳作用などがあるとされています。

生薬の木通(もくつう)は、「竜胆瀉肝湯」・「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」などの漢方方剤にも使われています。

次に、木通(あけび)の栄養価・木通(あけび)の保存方法と食べ方などの紹介をします。

 

木通(あけび)の栄養

 

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木通(あけび)はビタミンCとカリウムの栄養価が高いとされています。

果肉にはビタミンCが豊富に含まれています。

果肉に含まれているビタミンCは、イチゴや柿と同程度です。

ビタミンC豊富な木通(あけび)は、風邪予防・疲労回復・肌荒れ改善に効果がありそうです。

果皮にはミネラル類のカリウムが豊富に含まれています。

カリウムには高血圧改善や運動による筋肉の痙攣を防ぐ働きがあります。 

木通(あけび)の果肉と果皮には、食物繊維・ビタミン類・ミネラル類が含まれています。

美味しい山菜を食べて健康・美容に役立ててください。

木通(あけび)のカロリーは、果肉100g当たり約82Kcal・果皮100g当たり約34Kcalになります。

糖質は果肉100g当たり約21g・果皮100g当たり約5.5gになります。

次に、木通(あけび)の保存方法と食べ方などの紹介をします。

 

木通(あけび)の保存方法と食べ方

 

木通(あけび)の栄養価では、果肉にビタミンC・果皮にカリウムの値が高いですね。

木通(あけび)を選ぶときには、表面がキレイな紫色をしていて果皮に弾力があるものにします。

パックリと割れているものは、ゼリー状の果肉が乾いていないかを確かめます。

保存方法は、果皮が割れているのは日持ちしないのでスグに食べます。

果皮が割れていないものは、乾燥しないようにビニール袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。

木通(あけび)の食べ方は、種を包んでいる白い部分はデザート・果皮は料理に・若い芽は山菜として楽しめます。

果肉は白いゼリー状になっていて、ほんのりとした甘みがあります。

美味しいですが種が多くて食べにくいのが難点です。

種を取り除くと、アイスクリーム・シャーベット・ムースの材料になります。

果皮は天ぷらにすると美味しく食べられます。