お米を水で研ぐ回数、コツ。お湯でといではいけない理由
お米はどうして研ぐ(とぐ)のか知っていますか。
米は水で研ぐのが正しいのでしょうか?それとも米はお湯で研ぐのが正しいのでしょうか。
お米を研ぐのは、精米した米の表面に付いている糠(ぬか)やゴミを取り除いて、美味しいご飯を炊くためです。
精米とは、米のぬか層の糠(ぬか)を除去することです。
黄色い殻に包まれている殻つきの米を「籾(もみ)」と言います。
籾の殻を除去することは「籾すり」と言います。
「籾すり」で取出したお米を「玄米」と言います。
「玄米」はぬか層に包まれています。
「玄米」のぬか層の糠(ぬか)を除去することを精米と言います。
精米されたお米が「白米」です。
次に、米は水で研ぐ?米はお湯で研ぐ?・米をお湯で研いではダメな理由・米の上手な研ぎ方、などの紹介をします。
米は水で研ぐ?お湯で研ぐ?
米は水で研ぐのが基本です。米をお湯で研ぐのはダメです。
水道の水が冷たい冬季には、米をお湯で研ぎたくなりますが、お湯で研いではいけません。
冬季は米を水で研ぐのが辛いですがガマンしてください。
お米をお湯で研ぐと、「甘味が減る」・「糠(ぬか)臭くなる」、などのデメリットがあります。
米の甘味はアミラーゼという酵素が関係しています。
お湯で米を研ぐと米の表面が糖化するので、洗うことで米の甘味が流出してしまいます。
お湯で米の表面が炊いたようになるので、食感も悪くなります。
お湯に混ざった糠(ぬか)が米に吸収されやすくなるので、ご飯から糠(ぬか)の臭いがするようになります。
美味しいご飯を炊くには、米は水で研ぐのが正しいです。
水が冷たいからと言って米をお湯で研ぐのはやめてください。
米の研ぎ方は水がポイント
米は水で研ぐと美味しいご飯が炊けます。
米をお湯で研ぐと、食感が悪くて甘味の無い糠(ぬか)臭いご飯が炊けます。
美味しいご飯を炊くには、米の研ぎかたがポイントになります。
米を研ぐ時に水を吸うのは研ぎ始めです。
米を研ぐ時に一番初めに使う水は、カルキ臭がする水道水ではなくて浄水器の水などの美味しい水にします。
美味しい水を米に加えたら、美味しい水を米に吸わせようなどとゆっくりしてはダメです。
ゆっくり研いでいると糠の臭いを米が吸ってしまいます。
美味しい水を米に加えたら、軽く2~3度混ぜたらスグに水を捨てます。
水はシッカリ切ることが大切です。
米の研ぎ方は手の動き
米は水で研ぐもので、米はお湯で研ぐものではありません。
美味しい水を米に吸わせたら、いつものように水を入れて米を研ぎます。
米を研ぐときには、ボールを握るような手つきで、シャカシャカと20回程度ボウルの中をかき回すように研ぎます。
力は入れ過ぎないで、同じ方向にグルグルかき回すだけです。
ポイントは、力を入れて強く研いだり、手を早く回し過ぎないことです。
水の入れ替えは3回程度です。
うっすらと米が透けて見えるように透明度になったら米の研ぎは終了です。