1つの卵に黄身が二つあると2匹のひよこが生まれる?
ニワトリの卵を使った料理では「卵焼き」が人気ですね。
美味しい「卵焼き」の専門店には行列ができているようです。
卵料理を作ろうと卵を割ったときに、黄身が二つの卵があることがあります。
一つの卵に二つの黄身がある場合は「ひよこ」も二匹生まれるのでしょうか?
黄身が二つの卵に出会うことはまれですが、黄身が二つの卵ができる確率はどの程度なのも気になりますね。
ニワトリの卵は鶏卵(けいらん)と呼ばれます。
鶏卵は、生やは加熱した料理で美味しく食べられています。
鶏卵のことは単に「卵」と呼ぶことが多いですね。
鶏卵の殻を割った中身は黄身と白身に分かれています。
鶏卵の表記には、「卵」と「玉子」があります。
本来は、生物学的な意味で「卵」、食材として「玉子」というように区別されています。
現在では、生のものを「卵」と表記し、調理されたものを「玉子」と表記されているようです。
鶏卵は、栄養バランスが良いことから完全栄養食品と言われています。
鶏卵に不足している栄養素は、ビタミンC・食物繊維・カルシウムなどになります。
鶏卵のカルシウムは卵殻にあります。
「酢」や「クエン酸」などの有機酸に卵殻を溶かすか、砕いて粉末にするなどして、卵殻まで摂取するならばカルシウムも摂取できます。
次に、卵の栄養成分・黄身が二つの卵とひよこ・黄身が二つの卵の確率、などの紹介をします。
栄養豊富な卵
卵(鶏卵)は栄養価が高い食品です。
「卵」には、良質な動物性タンパク質を豊富に含んでいます。
「卵黄」にはビタミン類やミネラル類やアミノ酸が含まれています。
ビタミン類は、ビタミンA・ビタミンD・ビタミンEなどです。
ミネラル類は、リン・鉄・亜鉛・銅などです。
必須アミノ酸は卵黄に多く含まれています。
卵(鶏卵)は、世界的にも動物性タンパク質の摂取源として一般的な食材になっています。
次に、黄身が二つの卵とひよこ・黄身が二つの卵の確率、などの紹介をします。
黄身が二つの卵
黄身が二つの卵からは2匹の「ひよこ」が生まれるのでしょうか。
卵(鶏卵)を割ったときに、黄身が二つ出てきたらラッキーと思う人と、食べても大丈夫?と気味悪く思う人がいるようです。
多くの人は、普段の見慣れた卵とは様子が違うのでビックリします。
黄身が二つある卵は「二黄卵(におうらん)」と呼ばれます。
出会える確率が低い双子の卵は、見つけたらラッキーなことです。
当然ですが、「二黄卵」は食べられます。
「二黄卵」が産まれる原因は、若鶏の生理現象に関係しています。
産卵し始めて間もない若鶏は排卵のリズムが整っていないことから「二黄卵(黄身が二つの卵)」の確率が高くなります。
若鶏が産卵開始して1~2ヶ月以上に多い現象とされています。
若鶏の排卵リズムが整えば、黄身一つの卵を産むようになります。
「二黄卵」が孵化すると双子(2匹)の「ひよこ」が産まれるかというと、なかなかそうはいかないのが現実です。
親鶏が卵を温めている期間、殻の中では成長するために酸素や栄養の取り合いが起こります。
双子の卵は死んでしまうので、一般的には2匹の「ひよこ」が生まれることはありません。
次に、黄身が二つの卵ができる確率を紹介します。
黄身が二つの確率
黄身が二つの卵から2匹の「ひよこ」が生まれるのは期待できません。
黄身が二つの卵は「二黄卵」と呼ばれていますが生まれる確率はどの程度でしょうか。
「二黄卵」は若鶏が産卵開始して排卵リズムが乱れている期間に多い現象です。
排卵リズムが整えば、黄身一つの卵を産むようになるので「二黄卵」ができるのは短い期間です。
「二黄卵」は、健康な若鶏が産んだ黄身が多い卵なので、1羽の鶏が「二黄卵」を産む確率はわずか1~2%だとされています。
健康な若鶏が生む希少な卵なので、昔は縁起物として喜ばれることも多かったようです。
「二黄卵」だけでなく、極まれに卵黄が三つある「三黄卵」が生まれることもあるようです。