竜眼(リュウガン)の食べ方、味、食感、旬の時期、ライチとの違い
竜眼(リュウガン)は「ロンガン」とも呼ばれます。
漢字表記には「竜眼」と「龍眼」があります。
竜眼(リュウガン)は、ムクロジ科ムクロジ属の果実です。
竜眼(リュウガン)は、台湾・中国の代表的なトロピカルフルーツです。
ライチと同じ仲間で、ライチのようなデコボコした表皮ではなく、茶褐色のなめらかな皮が特徴です。
ライチに比べて竜眼は種が大きく食べる部分が少ないフルーツです。
次に、竜眼(リュウガン)のこと・竜眼の食べ方・竜眼の効能と旬、などの紹介をします。
竜眼(リュウガン)
竜眼(リュウガン)は、東南アジアから台湾・中国南部原産の常緑樹です。
竜眼の主な生産地は、台湾・中国南部・タイ・ラオス・インドネシア・ベトナムになります。
日本でも、沖縄の八重山列島などの一部地域で生産されています。
竜眼(リュウガン)の樹木は、5~10m程度に生長します。
茶褐色の丸い2cm程度の果実をブドウの房のように一度に多く実らせます。
果肉(仮種皮)はブドウに似た白く果汁の多いゼリー状で、中央に中に大きな種子があります。
竜眼(リュウガン)の種を“竜の目”に例えて名が付けられているようです。
竜眼(リュウガン)の果実は、同じムクロジ科のライチに似ています。
台湾や、中国の比較的暖かい上海などの地域では街路樹として植えられています。
次に、竜眼の食べ方・竜眼の効能と旬、などの紹介をします。
竜眼の食べ方
竜眼の食べ方は生食が美味しいです。生食では、竜眼の皮を剥いて食べます。
皮を剥くとライチと同じように半透明のツルンとした果肉が入っています。
只、ライチと比べて竜眼(リュウガン)の実は小さく種が大きいので可食部は少ないですね。
果実には独特な香りと味があるので好みが分かれます。
多量に摂取すると鼻血が出るという俗説があります。
竜眼(リュウガン)の果実の食べ方は生食だけではありません。
乾燥した果実も広く利用されています。中国料理では乾燥させた竜眼をスープなどに使っています。
竜眼(リュウガン)の加工食品には、ジュース・缶詰・アイスクリームなどがあります。
次に竜眼(リュウガン)の効能と旬について紹介します。
竜眼の効能と旬
竜眼(リュウガン)の食べ方には、生食・ドライフルーツ・加工食品などがあります。
竜眼(リュウガン)は生薬としても使われています。
漢方では竜眼の果肉を乾燥したものを利用します。
漢方薬として果肉を乾燥させたものを「竜眼肉(りゅうがんにく)」・「桂円肉(けいえんにく)」と呼んでいます。
「竜眼肉(りゅうがんにく)」・「桂円肉(けいえんにく)」には、心と体を補い補血や滋養強壮の効果が有るとされています。
疲労・不眠・貧血・病後・産後の肥立ちや胃腸に効くとされて使われています。
台湾での竜眼(リュウガン)の旬は7~9月頃になります。