大和イモの保存方法と栄養 常温、冷蔵、冷凍で保存できる?
大和イモの保存方法を知っていれば美味しい芋料理を食べられます。
大和いも(やまといも)は、ヤマノイモ科のつる性多年草の芋になります。
大和イモは奈良県在来のツクネイモの品種になります。
関東などではイチョウ芋を「やまと芋」と呼びますが奈良県の大和イモとは違う品種です。
奈良県産の大和いもは粘り気の強いげんこつ型の黒皮ツクネイモです。
関東で人気のイチョウ芋(大和イモ)は、イチョウの葉のように広がる独特な形状をしたヤマイモ科の芋です。
粘性はナガイモ群とツクネイモ群の中間程度になります。
奈良県の大和イモは古くから栽培されきた伝統野菜の一つとして、奈良県 により「大和野菜」に認定されています。
一般的に、芋が球形のものをツクネイモ群としています。
表皮が黒いものを大和イモで表皮が白いものを伊勢イモと称しているようです。
表皮の色は異なっても芋の中身はすべて白色になっています。
大和イモは凹凸が少なく形が整って品質に優れています。
ナガイモのなかでは 最高ランクの粘り気と濃厚な食感の肉質が特徴です。
大和イモは摺り下ろしておいても変色しないので美味しそうです。
次に、大和イモの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存などの保存方法を紹介します。
大和イモの利用法
大和イモの保存方法を知っていればお菓子や美味しい料理で美味しく食べられます。
大和イモの使い方には、摺り下しての“とろろごはん”・汁物の具(餅のような具)・揚げ物などがあります。
大和イモの本場の奈良県では、卵と味噌汁を加えて摺りのばした「とろろ汁」が人気です。
皮をむいて薄切りにして茹でた大和イモに田楽味噌をつけて焼いた「味噌田楽」も人気があります。
お菓子への利用では、「薯蕷饅頭」・「かるかん」など和菓子の原料として用いられています。
大和イモの常温保存
大和イモは丸ごとであれば常温保存できます。
段ボールやザルなどに新聞紙を敷いて重ならないように並べて保存します。
常温保存するときには、直射日光が当たらない風通しの良い冷暗所に置きます。
冷暗所での常温保存期間は2週間程度になります。
大和イモの冷蔵保存・冷凍保存
大和イモの常温保存期間は2週間程度ですが、冷蔵保存すれば1~2ヶ月程度は保存期間を延ばせます。
冷蔵保存するときには乾燥に注意します。
乾燥を防ぐために新聞紙やペーパータオルで包んでビニール袋に入れます。
冷蔵庫の野菜室で保存してください。
大和イモは冷凍保存できますが賞味期限は1ヶ月程度なので美味しく食べられる冷蔵保存をおススメします。