ぜんまいの保存方法とアク抜き方法 常温、冷蔵、冷凍で保存できる?
「ぜんまい」上手な保存方法を知っていれば美味しい山菜料理を食べられます。
「ぜんまい」はゼンマイ科の多年生シダ植物になります。
水気が多い渓流のそばや水路の脇などの山野に分布します。
根茎は短く葉は高さ0.5~1m程度です。
「ぜんまい」は、北海道から沖縄まで日本全国にあります。
日本国外では樺太・朝鮮・中国~ヒマラヤまで分布しています。
世界に10数種あるなかで日本には5種が生息しています。
「ぜんまい」の若葉は佃煮・お浸し・胡麻和え・煮物などにすれば美味しく食べられます。
新芽が平面上の渦巻き形になります。
新芽は渦巻き状で表面が綿毛で覆われています。
成長した「ぜんまい」には全く毛がありません。
渦巻き形の新芽をスプラウトとして食用にするには根元を折ります。
表面の綿毛を取って小葉をちぎって軸だけにしてアク抜きのために茹でます。
茹でてアク抜きしたら天日干しにします。
天日干しでは、干しあがるまでに何度も手揉みをして柔らかくします。
黒い縮緬状の状態で保存します。
天日で干したものを「赤干し」と呼びます。
松葉などの焚き火の煙で燻した「青干し」もあります。
山菜の中でもポピュラーな「ぜんまい」は、干したものや水煮にしたものが売られています。
「ぜんまい」の栄養成分には、ビタミンA・葉酸・ビタミンC・食物繊維があります。
次に、「ぜんまい」と常温・冷蔵・冷凍保存方法を紹介します。
ぜんまい
「ぜんまい」の上手な保存方法を知っていればいつまでも美味しい山菜を食べられます。
「ぜんまい」には、食物繊維やビタミンA・ビタミンCが豊富に含まれています。
天日干しした「ぜんまい」は生に比べてビタミン類は減りますがタンパク質とカリウムは多くなります。
生の「ぜんまい」は、ビタミンBや葉酸が豊富なので貧血予防の民間薬で使われます。
ビタミンA・ビタミンCが豊富な「ぜんまい」は抗酸化と免疫力強化などの効果が期待されています。
「ぜんまい」は、生活習慣病にも効果があるので中高年にはおススメの自然の恵みです。
「ぜんまい」に豊富に含まれている不溶性の食物繊維は便秘改善に役立ちます。
便の量を増やして腸を活発にして有害物質を体外へ排出して便秘改善しませんか。
干し「ぜんまい」には生の6~7倍のカリウムが含まれています。
体内の塩分を排出して血圧を安定させるカリウム豊富な「ぜんまい」を食べませんか。
ぜんまいの常温・冷蔵保存方法
「ぜんまい」の保存方法には、常温・冷蔵保存方法があります。
「ぜんまい」を常温保存する場合は、新鮮な内に茹でてアク抜きします。
アク抜きした「ぜんまい」はその日に調理して食べることをおススメします。
山菜は傷みやすいので長持ちしません。
常温保存では天日干しの乾燥保存があります。
天日干しして乾燥保存した場合の「ぜんまい」の賞味期限は1年程度になります。
天日干し「ぜんまい」は栄養価も高くなります。
アク抜きした「ぜんざい」を水に浸したまま冷蔵庫で保存すれば1週間程度は賞味期限を延ばせます。
冷蔵庫での保存でのポイントは毎日水を替えることです。
ぜんまいの冷凍保存方法
「ぜんまい」の保存方法には冷凍保存があります。
冷凍保存する前に「ぜんまい」を茹でてアク抜きします。
アク抜きした「ぜんまい」はしっかり水気を拭き取とります。
水気をとったらラップを敷いた金属製のトレーに重ならないように並べて急速冷凍します。
凍ったら冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
冷凍保存した「ぜんまい」は、凍ったまま煮物や汁の実・炊き込みご飯などに調理できます。
冷凍保存すれば賞味期限を1ヶ月ほど延ばせます。