ホタテの貝柱の栄養成分。干すと栄養価は変わる?ヒモは?
貝柱の栄養価は干し貝柱にすると凝縮されます。
タウリンなどの栄養価が豊富なホタテ貝を食べて健康美人になりませんか。
ホタテの貝柱とヒモの栄養にはどんなものがあるのか気になりますね。
ホタテ貝(帆立貝)は二枚貝綱の翼形亜綱・イタヤガイ科に分類されます。
ホタテ貝は通称「ホタテ(帆立)」と呼ばれます。
日本語のホタテ貝(帆立貝)が古くから使われているのは、貝殻の一片を帆のように開いて立てて帆掛舟(ほかけぶね)が風を受けているように海中や海上を移動するという俗説に由来しています。
ホタテ貝は20cmほどになる大きな二枚貝になります。
貝殻はふくらみが強い殻と弱い殻とが合わさっています。
貝殻のふくらみが強い方が右殻になります。
殻の中央には大きな閉殻筋があり、ヒモ(外套膜)の周囲には約80個の小さな眼点(眼)があります。
5~19℃の冷水が生息に適している海水温になります。
浅海の砂底に生息していて、自然分布域はロシアのカムチャツカ半島~日本での南限である日本海側の能登半島・太平洋側の千葉県付近まで分布しています。
ホタテ貝の大規模な商業的漁業が可能なのは東北地方の三陸海岸以北だとされています。
次に、貝柱の栄養価・干し貝柱の栄養価・ホタテ貝のヒモの栄養などの紹介をします。
ホタテ貝の効果
貝柱の栄養価や干し貝柱の栄養価は高いので次のような効果が期待できます。
・疲労回復・体力増強・飲酒が多い人に・二日酔い予防・二日酔い改善
・便秘改善・むくみ改善・貧血や血行不良が気になる人・男性の精力アップ
・妊活中や妊娠中の栄養補給・血糖値や中性脂肪が気になる人・生活習慣病予防
・肥満予防・筋肉増強・不眠改善・目の疲れや視力低下予防・乾燥肌改善
・トラブル肌改善・肌のハリ低下シワ改善・抜け毛や白髪予防などになります。
ホタテ貝の貝柱だけでなくヒモにも栄養があるようです。
ホタテ貝は美味しいだけでなく健康・美容にも役立ちそうです。
貝柱と干し貝柱の栄養価
貝柱の栄養価ではカリウムが注目されています。
貝柱部分には100g当たり420mgと魚介類ではトップクラスのカリウム含有量です。
カリウムだけでなく血液やリンパ液の循環をサポートするビタミン類も豊富に含まれています。
アミノ酸の一種のタウリンも含まれています。
タウリンの働きには肝機能アップや腸の蠕動運動の改善などがあります。
貝柱の部分の多くは、グリシン・アラニン・グルタミン酸・イノシン酸を含むタンパク質です。
貝柱には旨味成分がたっぷり含まれています。
貝柱を塩ゆでして天日で乾燥させることで旨味を凝縮させられます。
中国では生の貝柱を食べるよりも、干し貝柱を食べることが多くなっています。
干し貝柱には栄養価が凝縮しています。
干し貝柱は古くから漢方薬としても用いられてきました。
干し貝柱の薬効には、滋養強壮・肌のうるおい・血圧降下・めまい改善・のどの渇き改善などの効果があるようです。
干し貝柱の戻し汁は、子供のできものや腫れものにも効き目があるとして使われていたこともあります。
次に、ホタテ貝のヒモの栄養について紹介します。
ホタテのヒモの栄養
貝柱の栄養価は干し貝柱にすることで栄養価も凝縮されます。
漢方薬としても使われていた干し貝柱だけでなく、ホタテのヒモにも豊富な栄養があります。
ホタテ貝のヒモはホタテ貝の筋肉の塊のようなものになります。
タウリンやビタミンB1などのビタミン類を多く含む高蛋白の部分です。
ホタテ貝に含まれているタウリンは魚介類でもトップクラスです。
肝機能の衰えやストレス過多・疲労回復・生活習慣病が気になる人におススメの食材です。