ごぼうの切り口が黒い輪や芯が赤いけど腐っている?
ごぼうの切口が変色しているのと腐るのとは違います。
ごぼうの切口が赤い色に変色したり、ごぼうの切口に黒い輪があるのは腐っているのではないので心配しなくても大丈夫です。
ごぼうの切口が変色すると見た目が悪いですが、食感や味覚には問題ありません。
ごぼうの漢字表記は「牛蒡」・「牛旁」・「悪実」になります。
キク科の多年草の野菜です。
ごぼうの原産地はユーラシア大陸だとされています。
ごぼうの呼び名にはいろいろありますが、大阪弁では「ごんぼ」と呼ばれているようです。
ごぼうは日本に自生していませんでした。
縄文~平安時代に日本に伝わったと考えられています。
日本人がごぼう料理を食べるようになったのは江戸~明治時代にかけてだと考えられています。
ごぼうは根や葉を食用とします。
ごぼうを大別すると長根種と短根種に分けられます。
栽培種の主流となっているのは長根種の「滝野川ごぼう」とその改良種になります。
長根種のごぼうは直径3cmで長さは1m前後になります。
一般に食べられているのは、関東では長根種で、関西では短根種になるようです。
ごぼうの根はいろいろな料理で食べられます。
代表的な人気料理には、「きんぴら」・「天ぷらのかき揚げ」・「煮物」・「細切りにして湯がいたサラダ」などがあります。
柳川鍋には欠かせない食材として知られています。
次に、ごぼうの変色と腐ることの違い・ごぼうの切口が赤い色の原因やごぼうの切口の黒い輪の予防やごぼうの栄養成分などの紹介をします。
ごぼうが腐る
ごぼうの変色は腐ることではありません。
ごぼうの切口が赤い色になるのは含まれているポリフェノールの酸化が原因です。
ごぼうの切口に黒い輪ができないようにする方法もあります。
ごぼうの旬は11月~1月の外気温が低い時期ですが、近年ではスーパーマーケットや八百屋さんの店頭に1年中並んでいます。
ごぼうは比較的日持ちしやすいですが長期間保存していると腐ります。
ごぼうが腐ったら、
・異臭がする・カビが生える
・ごぼう全体がぐにゃぐにゃに柔らかくなる
・干からびてくる・表面にぬめりがでてくるなどがあります。
ごぼうの切口が赤色やピンク色に変色するのは、含まれているポリフェノールの一種のクロロゲン酸が酸化するからです。
変色しているのと腐っているのとは違うので間違わないようにしてください。
ごぼうの赤い色や黒い輪
ごぼうが腐るとぐにゃぐにゃになって表面にぬめりがでます。
ごぼうの切口が赤い色やピンク色に変色するのは腐っているのではありません。
ごぼうの切口の黒い輪は、ごぼうに含まれているポリフェノールの一種のクロロゲン酸が酸化したものです。
ごぼうを切ったときに黒い輪があっても気にしないで調理しても大丈夫です。
只、ごぼうの中心部に“す”が入っていて硬いときには食感が落ちるので、そぎ切りにして黒い輪よりも外側の部分だけを調理することをおススメします。
ごぼうの栄養価
ごぼうが腐るとぐにゃぐにゃになって表面にぬめりがでます。
ごぼうの切口が赤い色やピンク色になっても悪くなったわけではないので気にしないでください。
ごぼうの切口の黒い輪もポリフェノールの一種のクロロゲン酸の酸化の影響などで気にしなくても良いですが、“す”がある時には食感が落ちるので黒い輪より外側だけ調理するようにしてください。
ごぼうには注目の成分である食物繊維が豊富に含まれています。
リグニン・セルロースなどの食物繊維は100g当たり約6gも含まれています。
ごぼうに含まれている食物繊維には腸内環境の改善に役立ちます。
食物繊維にはコレステロールをコントロールする働きもあります。