葉わさび、わさび菜、花わさびの違い、旬な時期、食べ方
葉わさびとわさび菜の違いが分からない人も多いようです。
花わさび・葉わさび・わさび菜の旬の時期を知っていれば、独特な辛みと香りを楽しめます。
葉わさびは山葵(わさび)の茎や葉の部分になります。
山葵(わさび)には辛み成分があります。
山葵(わさび)の辛味成分は、唐辛子の辛味成分であるカプサイシンとは全く異なります。
山葵(わさび)の辛みは、アブラナ科の植物が多く含むグルコシノレートの一種のシニグリンが、すりおろされる過程で酸素に触れて細胞にある酵素と反応して生成されたものです。
生成されるアリルイソチオシアネートには抗菌効果があるとされています。
胃がん細胞増殖抑制成分も含まれているとする研究もあります。
わさびの辛味成分「アリルイソチアシアネート」が酸化ストレスを防ぐ体内酵素を活性化させ、人の老化や疾病を防ぐ一定の効果の他に抗アレルギー作用があるなどの研究発表もあります。
山葵(わさび)の辛み成分は健康サポート成分として期待されています。
次に、葉わさび・わさび菜の違いや、花わさび・葉わさび・わさび菜の旬の時期などの紹介をします。
葉わさび
葉わさびとわさび菜の違いを分かるために葉わさびの概要を紹介します。
「葉わさび」は山葵(わさび)の茎や葉の部分のことになります。
山葵(わさび)は、アブラナ科ワサビ属の日本原産の植物になります。
山葵(わさび)は、強い刺激性のある香味が特徴です。
日本の山葵(わさび)の主要な産地は静岡県・長野県・東京都(奥多摩)・島根県・山梨県・岩手県・奈良県等になります。
山葵(わさび)のなかでも、匹見ワサビ(島根県益田市)・安曇野ワサビ(長野県安曇野市)・有東木ワサビ(静岡市)は日本三大山葵(わさび)と呼ばれています。
山葵(わさび)の栽培の方法には、渓流や湧水で育てる水ワサビ(谷ワサビ、沢ワサビ)と、畑で育てる畑ワサビ(陸ワサビ)があります。
山葵(わさび)は、地下茎(根茎)・葉・茎・花を食べます。
地下茎(根茎)をすりおろしたものは日本料理の薬味として寿司・刺身・茶漬け・蕎麦・鰻の白焼きなどに添えられます。
葉・茎は、おひたし・巻き寿司の具になります。
葉や花は天ぷらにすれば美味しいですね。
山葵(わさび)の葉や茎は、成分やエキスを抽出したり、すり下ろして練りわさびやスナック菓子などの風味付けの原料にも使われます。
次に、わさび菜のことや、花わさび・葉わさび・わさび菜の旬の時期などの紹介をします。
わさび菜
葉わさびやわさび菜の違いを知るためにわさび菜の概要を紹介します。
わさび菜は九州の在来種の「からし菜」から生まれました。
わさび菜の特徴は、葉が長く伸びて淵がギザギザのフリル状になっています。
わさび菜はピリッとした辛みがあります。
わさび菜の葉は柔らかいので、生のままでもサラダなどで美味しく食べられます。
次に、花わさび・葉わさび・わさび菜の旬の時期を紹介します。
旬の時期
葉わさびとわさび菜の違いは、山葵(わさび)の茎や葉が葉わさびで、わさび菜はピリッと辛い野菜です。
花わさび・葉わさび・わさび菜の旬の時期を紹介します。
・花わさびの旬の時期は2~3月頃になります。
・葉わさびの旬の時期は、12~4月頃になります。
・わさび菜の旬の時期は10~3月頃になります。