ポカリスエットと点滴は同じ成分?ポカリとアクエリアスの違い
ポカリスエットは飲む点滴だと言われていますが本当でしょうか。
点滴とポカリスエットの成分を比べてみないと分かりませんね。
ポカリスエットのようなスポーツ飲料にアクエリアスがあります。
スポーツ飲料が好きな人たちの中には、ポカリスエット派とアクエリアス派がいるようです。
ポカリスエットとアクエリアスにはどのような違いがあるのか気になりますね。
次に、点滴のこと・ポカリスエットと点滴の成分・ポカリスエットとアクエリアスの違い、などの紹介をします。
点滴(てんてき)
点滴の正式名称は「点滴静脈注射(てんてきじょうみゃくちゅうしゃ)」です。
点滴静脈注射では、ボトルやバッグに入れて吊した薬剤を、静脈内に留置した注射針から少量ずつ投与します。
点滴静脈注射は、経静脈投与の一種になります。
点滴静脈注射は、一般的には「点滴」と呼ばれています。
医療機器の点滴装置も「点滴」と呼ばれているようです。
容量がおおよそ50mLを超える注射製剤は点滴静注で投与されているようです。
点滴静脈注射では、緩やかに、徐々に薬剤を投与できます。
時間をかけてゆっくり投与することで、血中薬剤濃度の急激な上昇を抑えて副作用のリスクを回避できます。
薬剤の中には、致死的な不整脈やアナフィラキシー・ショックを起こすものもあります。
このような薬剤の場合は、必ず点滴静注を行わなければならないとされています。
点滴静脈注射で持続的に薬剤を投与することで、薬理作用を保った血中濃度を維持することができます。
点滴静脈注射されるものに輸液薬剤があります。
ポカリスエットと同じといわれるのは輸液薬剤のことです。
輸液薬剤はNa濃度によって何号液という呼び方をされています。
0. 9%生理食塩水1に対していくつの5%ブドウ糖液を混ぜたかで分類されています。
次に、ポカリスエットと点滴の成分・ポカリスエットとアクエリアスの違い、などの紹介をします。
ポカリと点滴
ポカリスエットと点滴の成分は同じなのかを比べるために「ポカリスエット」の概要を紹介します。
ポカリスエットは飲む点滴と言われるほどに、点滴静脈注射の輸液薬剤と成分がほぼ同じだとされています。
身体の浸透圧を調整するナトリウム(塩分)・カリウム・マグネシウム・カルシウムのバランスが同じです。
成分表を見るとエネルギーとなる糖分も同じようです。
電解質濃度もほぼ同じになっています。
点滴に輸液薬剤とポカリスエットの成分が同じなのでしょうか。
理由は、ポカリスエットは飲む点滴をコンセプトに開発されているからです。
点滴は血管に直接打ち込むので効果は抜群ですが、病院に行く必要があります。
ポカリスエットは、持ち運び簡単でスグに口から摂取できるので水分補給には適切ですね。
次に、ポカリスエットとアクエリアスの違いをします。
ポカリスエットとアクエリアスの違い
ポカリスエットは飲む点滴をコンセプトに開発されているので、成分はほぼ同じになっています。
次に、ポカリスエットとアクエリアスの違いを紹介します。
ポカリスエットの成分表とアクエリアスの成分表と比べてみると、糖分・塩分・各種ミネラルは、ポカリスエットのほうがアクエリアスの1.5~2倍になっています。
対してアクエリアスの成分には、ポカリスエットの成分にはないアミノ酸が含まれています。
疲労効果の高いアルギニン・バリン、ロイシン、イソロイシンなどの筋肉を守って疲労回復を促す必須アミノ酸などです。