ふきのとうの保存方法と栄養 常温、冷蔵、冷凍で保存できる?

「ふき」も「ふきのとう」も同じ植物です。

春一番に食べられる春の旬の山菜です。

「ふき」はキク科フキ属の多年草です。

日本原産の山野草で、日陰が多い湿気の多い場所に育っています。

「ふき」の名前の由来は冬にでる浅葱色の植物の意味からきています。

「ふき」は茎で「ふきのとう」は花のつぼみになります。

「ふき」も「ふきのとう」も採ったらスグに調理して食べるのが一番ベストな方法です。

山菜狩りで取り過ぎて食べきれないときには保存しなければなりません。

「ふき」や「ふきのとう」の保存方法を知っていれば春の旬をいつまでも楽しめます。

野生のふきは縄文時代には食べられていたことが分かっています。

平安時代には野菜として栽培して食べられていたようです。

春一番に出てくる“ふきのつぼみ”が「ふきのとう」になります。

「ふきのとう」の旬は地域差があります。

関東の場合では、平地付近では2~3月で山地では3~4月になるようです。

 

次に、「ふき・ふきのとう」の栄養価・保存方法などについて紹介します。

 

ふきのとうとふきの栄養価

 

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ふきのとうの特有成分はフキノール酸・ケンフェロール・植物アルカロイド・フキノリドなどです。

フキノール酸は、ポリフェノールの一種で抗酸化作用効果が期待できる成分です。

ケンフェノールは免疫力アップ効果が期待されています。

植物アルカロイドは腎臓や肝臓の働きを高める働きがあります。

フキのリドには胃腸の働きを改善する効果があります。

ふきのとうには、ビタミンB群・ビタミンEやカリウムや食物繊維もたくさん含まれています。

ふきには、食物繊維が豊富に含まれています。

 

ふきの保存方法

 

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「ふき」は生のままだとアクがどんどん強くなります。

「ふき」を採ったらスグに茹でてください。

「ふき」は下処理をしてスグに調理して食べるのがベストですが、保存するときには茹でる(下処理)してから冷凍保存します。

冷凍保存すると「ふき」の美味しさの一つの食感がなくなります。

長期保存の予定があるのであれば、下処理(茹でて)してから塩漬けや水煮にすれば美味しく食べられます。

 

ふきのとうの保存方法

 

「ふきのとう」は春の旬を食卓に届ける山菜です。

「ふきのとう」を美味しく食べるには採ったらスグに天ぷらにして食べることです。

「ふきのとう」の天ぷらは茹でるなどの下処理不要なので便利です。

「ふきのとう」は採ってから時間がたつほどにアクが強くなります。

「ふきのとう」を採ったらスグに茹でてあく抜きをしてください。

下処理(茹でて)冷凍保存すれば1週間程度は食べられます。

「ふきのとう」を冷凍保存したら自然解凍にしてください。

解凍した「ふきのとう」は、お吸い物・ふきのとう味噌・佃煮などで美味しく食べられます。