バターの賞味期限と長持ちする保存方法
バターには賞味期限があるのでしょうか。
バターの保存方法では常温保存・冷蔵保存・冷凍保存のなかでどれが正しいのでしょうか。
バターは牛乳から分離したクリームを固めた食品になります。
バターは常温では少し黄色味をおびた白色の固体です。
バターには、牛乳と同じくカルシウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラル類やビタミンA・ビタミンB・ビタミンE・ビタミンD・ビタミンKなどのビタミン類を豊富に含んでいます。
バターにはいろいろな種類の脂肪酸が含まれています。
パルチミン酸・オレイン酸・ミスチン酸・ステアリン酸などです。
いろいろな脂肪酸を含んでいるバターには次のような性質があります。
・酸化をして劣化しやすい
・冷やすと固くなる
・15℃前後で可塑性状態になる
・20℃以上で柔らかくなる
・30℃前後で溶け始める
・40℃程度で液体になるなどです。
栄養成分豊富なバターを上手に保存して美味しく食べませんか。
次に、バターの種類・バターの賞味期限・バターの保存方法などの紹介をします。
バターの種類
バターの種類・バターの賞味期限・バターの保存方法を知っていれば、美味しくバターを食べられます。
バターには2つのタイプがあります。
バターを2つに分けると有塩バターと無塩バターになります。
有塩バターの種類には、発酵有塩バターと無発酵有塩バターがあります。
無塩バターのことを最近は食塩不使用バターと呼んでいるようです。
無塩バター(食塩不使用バター)には、発酵無塩バター(発酵食塩不使用バター)と無発酵無塩バター(無発酵食塩不使用バター)があります。
日本では発酵バターはほとんど流通していません。
日本で市販されている一般的なバターは無発酵有塩バターになっています。
バターの保存方法
バターの種類は有塩・無塩・発酵・無発酵タイプに分けられます。
バターの賞味期限はパッケージに表示してあります。
バターの保存方法には常温・冷蔵・冷凍保存方法が考えられます。
バターは大部分が油脂分なので28~33℃の室温で溶けます。
温度が高い状態で保存すると酸化しやすくなるので、気温が高い地域では常温保存はできません。
バターは溶けると成分と油が分離してカビが生えやすくなります。
バターを美味しく保存するには冷蔵保存が適切です。
バターの冷蔵保存
バターの賞味期限は適切な保存をした場合なので、バターの保存方法が適切でなければ賞味期限は短くなります。
バターの保存適温は2~6℃です。
バターは冷蔵庫での冷蔵保存が適しています。
バターはニオイを吸着する性質があります。
バターを冷蔵庫で保存する時には、密閉した容器に入れます。
冷蔵庫の中では、ニオイが強いものと一緒に置かないように気を付けてください。